静岡県磐田市 宣光寺 不動明王
愛読書の仏教名句・名言集(大法輪閣編)を久しぶりに読む。大乗十来の作者は不明。大乗は大乗仏教のことだろうと容易に想像できるが、十の教えは仏教の経典から来ているものかわからない。以下石川洋氏訳より抜粋。
一 富貴は慈悲より来る・・・富とは外側の豊かさで貴くなくてはならない。ゆるされて生きる。
二 福徳は善根より来る・・・福とは内側の眼に見えない心の豊かさ。世尊は「無財の七施」として善根のタネまきを示した。
三 無病は信心より来る・・・生身の人間には体を癒す手立てが必要。薬師如来はそれに応えてくれる。
四 愛敬は忍辱より来る・・・互いに敬うこと、互いに辛抱し合って助け合っていく時、いざという時の力が生まれる。
五 智慧は精進より来る・・・精進がなければ判断は生まれない。少年非行原因の一つは、努力、共調、自発の精進に欠けること。
六 高位は礼拝より来る・・・親もまた「子の報恩」があることを忘れてはならない。教育は「拝育」でなければならない。
七 短命は殺生より来る・・・自分のいのちを大切に、他のいのちを大切に、物のいのちを大切にすること。
八 病身は不浄より来る・・・玄米食の先駆者二木謙三博士「健康十訓」。健全な身と心を養うことが大切。
九 貧弱は慳貪より来る・・・商いも人生も、損に対して真心を尽くすことを忘れてはならない。その道を外れると慳貪が生まれる。
十 患盲は破戒より来る・・・見えるものが眼前にありながら見えていないのは、人間らしい道を歩んでいないからである。
仏像写真家を目指すときに、仏教仏像の本を沢山読んだ。
毎日般若心経とご真言を唱えて20年くらいになる。
全国行脚の寺社巡りで、沢山の仏様と沢山の人に会えた。
「だからどうだって言うんだよ」と言われそうだが、どうということはない。ただ只管に、ただ一途に、心からみ仏を信じて生きる。
永遠のテーマ「み仏の慈しみと悲しみと」を掲げ、祈りの情景と信仰のかたちを求めて、私のライフワークは際限なく続く。
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