愛知県津島市ブライダルシェービング・レディースシェービングお顔そりの理容ハヤカワ

ブルーベリーと猫とヘーゼルナッツを愛する心優しき店主です

≪パズルパレス下≫ダン・ブラウン

2008-01-04 10:18:52 | 推理小説

ノ-ス・ダコタと、エンセイ・タンカドは、同一人物でした。 
             
元傭兵を雇いタンカドを暗殺したのは、△でした ( ̄_ ̄メ)
      
△専用のエレベ-タ-の暗証番号は、
本人しか知らない 極秘でした。
主任であり、父娘同然だった、
ス-ザンにさえ、教えられなかった・・・・・              
そう・・・・暗証番号は・・・・・『 ス-ザン 』∑( ̄□ ̄|||)
           
△は、恋するス-ザンのために、
デイヴィッド・ベッカ-に暗殺者を差し向けます

ベッカ-は、難を逃れましたが・・・・・     
真相を知ったグレッグ・ヘイルは、
真犯人の手よって、帰らぬ人となりました( T _ T )
     
結局、ベッカ-が命がけで手に入れた、『 指輪 』 は、
パス・キ-では、ありませんでした。

タンカドのダイイングメッセ-ジは、指輪ではなく、
体内被爆者だったタンカド自身の『 指 』 ・・・             

ラストは、トランスレ-タ-の暴走によって、
クリプトは炎上し、ベッカ-暗殺計画をス-ザン に知られ、
失望した△はノ-ド3と運命を共にします。 
           
さながら映画のようなスト-リ-ですが、
上下、どちらか一冊だけ読むとしたら、下巻でしょうね。 

 

 

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≪パズルパレス上≫ダン・ブラウン

2008-01-01 10:16:34 | 推理小説

                                        
                                          パズル・パレス  
                            ダン・ブラウン 著   
                       越前 敏弥 ・ 熊谷 千寿 訳                              
                    角川書店 刊

皆様、新年明けましておめでとうございます

旧年中は、つたない当blogに
        お越し頂きありがとうございました

本年も「晴れのち猫」を宜しくお願いいたします



パズル・パレスとは・・・・・クリプト (国家安全保障局暗号解読課 )。
          
百万桁の暗号を数分で解読できる、ス-パ-コンピュ-タ-
トランスレ-タ によって、 アメリカは、
国内のメ-ルを自在に閲覧していた。                           
その事態に激怒した、広島出身の
日本人プログラマ-で元NSAスタッフの、
エンセイ・ タンカドが解読不能のアルゴリズム
「デジタル・フォ-トレス」 を開発。
             
デジタル・フォ-トレスの一般公開を盾に、
NSA副長官のトレヴァ-・ストラスモアに、
トランスレ-タの公表をせまる・・・というお話。                         

主人公は、ス-ザン・フレッチャ-と
フィアンセのデイヴィッド・ベッカ-ですね。 
              
ス-ザンは、クリプトの主任。                          
デイヴィッドは、ジョ-ジタウン大学の
現代言語学教授ですが、指輪の捜索に東奔西走します。                           
これが、一番の、見所でしょう。                           

表紙の写真にある指輪はタンカドの遺品であり
指輪に彫りこまれた文字こそがパス・キ-。                           

そこには、ラテン語で『 クイス・クストディエト・イソプス・クストデス 』とある。
             
この言葉は、ユウェナリスの風刺詩の一節で
意味は、 『 誰が、番人を監視するのか 』                          

共犯者ノ-ス・ダコタの正体が、
ス-ザンの同僚グレッグ・ヘイルである所は、
ちょっぴり、 ダヴィンチ・コ-ドに似てますね。                           
登場人物は、決して少なくないですが、
混同しにくいので、読みやすく、4~5時間で読めます。
     
場面展開が、ス-ザンとデイヴィッドの交互なので、
はじめは、イライラしますが、じき、慣れました。

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≪睡蓮が散るとき≫スザンナ・ジョーンズ

2007-12-17 10:14:50 | 推理小説

              スザンナ・ジョーンズ著
                  阿尾正子訳
                                       早川書房刊



小さな画材店を営むラルフは、
再婚相手(東洋人)を探すため東京に来ていた。
彼の妻アップル(タイ人)は、出て行ってしまったから・・・。
インターネットで知り合った、
中国人女性に会うため、フェリーに乗るラルフ。

私立高校の英語教諭 和田留奈は、
同僚の体育教諭 川崎と交際中に
バーで、池田純(16)と知り合う。
川崎のプロポーズを断わった留奈のもとに
ある日、「殺してやる」と書かれた脅迫状が届く。
しかも、純と一緒に、ラブホテルから出た所の
写真が同封されていた。
スキャンダルになる前に、姉のパスポートで、
上海へ出国しようと、フェリーに乗船する留奈だったが・・・。

「アースクエイク・バード」で、2001年の
英国推理作家協会最優秀新人賞受賞。

著者は、1988年に来日し名古屋の高校で
英語教師として1年間勤務。

1994年に再来日し、千葉で中・高校で、
2年間勤務。

3度目の来日で、東京のNHKラジオでも
2年間勤務。

「児玉 清氏絶賛」の一言で、即、購入。

推理小説だと、思い込んで読み始めましたが、
事件性のないまま、物語は、進行していきます。

一気に読めました。
読みやすく、没頭できる本です。

ただ、前作を読まれた方には、少し物足りないかも・・・。

独特の世界があり、日常のどんな様子も
小説になるものだと、思いました。

高校生の頃、たった半年間だけ親友だった、
音信不通の、平(ピン)を頼って、
上海へ渡る、留奈の無謀さ。 

一方で、留奈は、
『自分のパスポートを残しておけば、
出国したとは思われない』
と言う、抜け目のなさも持っています。

かたや、ラルフの、初対面の人(女性)の
煙草の煙だけで、激昂する性格・・・。 

別れた妻(アップル)の安否が気になりました。

屋根の修理を、頑なに拒むラルフには、
屋根裏部屋を、誰にも見られたくない理由が
ありそうで、コワイ

一方で、サムは、本当に川崎の友人なのでしょうか・・・。

読み終えてからも、もう一度、はじめから
読みなおすと・・・うなずける場面があります。

それでも、なお、疑問が残るのが、
この本の魅力でしょうか。

「コーンと海苔味のチップス」を、私も捜しましたが
何処にも売ってませんでした。

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≪ネアンデルタール≫

2007-12-08 22:24:49 | 推理小説

gremz:エコアクション 

 <p><font size="4"><font color="#00CC66" face="MS 明朝" size="5">ネアンデルタール</font></font><br>
              <br>
              ジョン・ダーントン 著           嶋田 洋一 訳         ソニーマガジンズ 刊 <br>
              <br>
                              <img src="book/neanderuta-russ.jpg" width="100" height="142">  <br>
               <br>
              行方不明になった、恩師<font color="#FF66FF">ジェローム・ケリカット</font>教授からの手紙を受けとった、古人類学者の<font color="#FF66FF">スーザン・アーノット</font>教授と、<br>
              <font color="#FF66FF">マット・マッティスン</font>教授は、峡谷へと向かいます。 <br>
                          <br>
              ホジェントに到着し、<font color="#FF9999">「別の世界に続く鎖の輪」</font>(=橋)を、渡って、白銀の世界へ足を踏み入れた5人の見たものは・・・。<br>
              <br>
              <br>
              <br>
              最初は、ケリカット博士の生存が気になっていましたが、途中からは、興味が他へ移りましたね。<br>
              <br>
              特に、峡谷を、「鎖の輪」で渡ってからは、目が離せません。<br>
              <br>
              これも、映画を観ていなかったので、味わえる楽しみ。 <br>
              <br>
            </p>
            <p>後半からは、一気に読めます。<br>
              <br>
              小さいヤマ場が、沢山あって、何度も盛り上がれるので、楽しめます。 <br>
              <br>
              ネアンデルタール人が、農耕民族(ベジタリアン)と、狩猟民族(肉食)に分裂して、生活していたことは、意外でした。<br>
              <br>
              狩猟民族と言うだけで、これほどまでに、獰猛か(笑)と驚きましたが・・・。<br>
              <br>
              食人の習慣は、・・・ちょっと・・・いくら物語とはいえ、馴染めませんでした。<br>
              <br>
              読んだ方は、多分、落ち込むと思います。<br>
              <br>
              <br>
              ネアンデルタール人に、他人の見たものを、そのまま見とおせるという・・・特殊能力があったという話も、<br>
              <br>
              個人的には、ちょっと、違和感を覚えました。<br>
              <br>
              生還者はいるものの、暗いイメージが残りますね。<br>
              <br>
              次回は、サクセスストーリーを読みたいと思います。</p>
         

 

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≪イエスの遺伝子≫マイクル・コーディ

2007-11-15 08:57:03 | 推理小説
                 マイクル・コーディ 著
                   内田 昌之 訳   
                    徳間書店刊            

★★★☆☆

ネタバレ注意です。
                                     
主人公トム・カーターは、ノーベル賞受賞の
直後に、ブラザーフッドから送られた
暗殺者マリアの凶弾によって、妻を失う。 
         
検死の結果、妻が悪性の脳腫瘍で、
余命いくばくもない体だったことを知った
カーターは、友人の制止も聞かず、
ひとり娘のホリーのDNAを、自身が開発した
ジーン・スコープで、検査しますが・・・。

ジーン・スコープが算出した、ホリーの余命は、
あと1年・・・
    
  
                     
タイトルが、タイトルだけに書いていいか
どうか、迷いましたが   遺伝子スリラーと
いうことで、お許しください。 
             
後半からが、特におもしろい。
              
ディズニーが、版権を入手しながらも、
映画化されなかった作品。

カーターが、遺伝子療法を施す為、
世界中をめぐって、キリストの
体細胞を探す所は、迫力があります。              

髪の毛1本、爪ひとかけらでもあれば、
イエス・キリストの容姿はおろか、
遺伝子も解明できる・・・。              

このあたりは、とても現実味を、おびています。             

はたして、奇跡の治癒能力を、持つ
人物は、誰なのか・・・。                           

言いかえれば、キリストと同一の遺伝子を
もつのは、一体、誰なのか・・・

ここで、想像がふくらみますね。
読者の、予想どおりに
ならない所がおもしろい。
              
膨大な資料の中から、割り出された
男性が、ネィティブアメリカンだったり
意外性があって、おもしろい。
       
そして、ジーン・スコープが、探し当てた、
もうひとりの救世主は・・・

最も、意外な人物で、びっくり。  
                        
キリストの再来と特定された、その人物にも
生命の危機が、迫ります。                           

この、あたりが、物語のクライマックス。                          
゛キドキです。

遺伝子科学の最先端技術をもつ、
ジーニアス社(カーター=社長)。

イエス・キリストの死の直後から、
キリストの再来をかたく信じて、砂漠の
地下洞窟で、待ち続ける
宗教集団ブラザーフッド 。

この、ふたつが「救世主の探索」という
共通の目的を持った時点で、
一気に、からみます。

この対比もおもしろい。

もうひとつは、奇跡の遺伝子・・・ここでは、
ナザレ遺伝子と書かれていましたが・・・。
        
ナザレ遺伝子の、治癒能力は
素晴らしいものでした。

それこそ、時には、末期ガンの人の命をも
救うことができるのですが・・・

自分自身は、治せないのです。

治療するには、患者自身に遺伝子を、
注入するのではなく、他の誰か・・・ 
第三者に注入し、芽生えた奇跡の能力によって、
治療される仕組みです
             
これには、1番、驚かされました。

          
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≪パレスチナから来た少女≫大石直紀

2007-11-13 01:43:22 | 推理小説

                    大石 直紀著    
                     光文社刊
              
 
                
カメラマン立花 俊也は、パレスチナの難民
キャンプで孤児になった少女
ナイマ・シェハデを保護する 。 

帰国後、立花の養女となったナイマは、
立花沙耶として大切に育てられる。

一方、ナイマの姉ノエルは、両親を殺された
憎しみから、テロリスト(マリカ)となり、要人の
暗殺を繰り返していた。
             
成長したナイマを連れ、アラファト議長との
インタビューを果たす為に、パレスチナ入り
する立花だったが・・・。

沙耶も、マリカに酷似していることから、
事件に巻き込まれていく。

第2回 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作

作者は、フリーライターです。

他の作品に、
「キッドナップ」
「サンチャゴに降る雨」
「テロリストが見た桜」

序盤で、ノエルとナイマが、姉妹である
事が読者にわかってしまう所が、惜しい。
            
個人的には、ラストでわかった方が
もっと楽しめたような・・・。

設定がおもしろいだけに残念です。
           
描写が素晴らしく、 ノエルの容姿が
見えるようです。

特に、日本に潜伏してからのマリカ(=ノエル)
の行動に興味をそそられました。

難民キャンプの様子や、アラブの街並みも
描かれていて、興味深い。

全体に、意外性の少ない作品ですが、
自然な流れで、うまくまとまっています。 
            
クライマックスは、盛り上がりのある展開で、
一気に読めました。 

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「マリアプロジェクト」楡 周平

2007-10-30 01:10:32 | 推理小説
                  楡 周平著
                  角川書店刊


【story】
妊娠22週目の胎児の卵巣には、700万個の卵子が存在する。
この卵子は、成長とともに減少し、思春期で200万個になり
実際に排卵されるのは、400万個足らずである・・・

飛鳥物産マニラ支店に勤める瀬島 孝輔は、かつて、
別れを余儀なくされた恋人、大道寺 諒子との間の
女児(6ヶ月で死産の 胎児)から、無断で、摘出された
卵子が凍結保存されていることを知り愕然とする。

瀬島は、長男の心臓移植手術のためにフィリピンを訪れた
諒子と、偶然、マニラで再会するが・・・。



“朝倉 恭介シリーズ”の楡 周平の、冒険サスペンス。

フィリピンのトンド(スラム街)で多発する、幼児・若者の行方
不明事件が、瀬島と諒子の関係に、絶妙に絡んでいきます。

おもしろくなるのは、瀬島の片腕であるマリオの弟が、
消息を絶ってからですね。

愛娘の失踪に疑問を持つオランドが、トンドの有力者で
あった事も幸いし、事態はクライマックスに。          

以降の展開は、目が離せず、一気に読めます。

突入メンバーの多さから、犠牲が出るとは思いましたが、
まさか、こんな結末になるなんて・・・。

第9章は、アヴェリーノとヴェナスの存在なしには語れません。

瀬島の恋人の鳥河 麻里も、事件の突破口を作った割りには、
影が薄い様に感じました。 
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