タカシのB級グルメ日記

2024高知市納涼花火大会

父養寺あじさい街道の蛍

2011-06-14 17:46:58 | 高知の情景

 VOIGTLANDER NOKTON CLASSIC 40mm F1.4
(F1.4 59秒 ISO-200 露出補正±0 WB/AWB)
撮影時間(2011年6月9日21:12)

 

全くの情報不足から、その日の夜、彼らに出会えるか否かはそれこそ、出たとこ勝負だった。
いわゆる、梅雨の晴れ間では無く、偶々、雨は降ってない、曇りの状態。多少ガスがかかれば
ホタル出現の確率は更に高まりそうだ。

少し蒸せる程度の湿度も状況的には歓迎だがシャツの袖は捲れません
でも、ホタルと仲良くしようと思ったら虫除けスプレーは厳禁ですよ。

約、1.2Km続く物部川の用水路に沿って手入れされた紫陽花街道の撮影ポイントを探して歩く
ものの、倒れた竹が邪魔をしたりして、紫陽花と蛍の共演は難しそうに見えた。

土手も殆ど東の端に 差し掛かったところで、絶好のポイントを見付けた。
用水路に架かる橋は、人か自転車が通れる程度の幅があり、三脚を立てても、道幅の半分程の
占有で済むだろう。

時刻は20:00時前、そろそろ周りが暗くなってきた、早々に背景の良い画角を決めなければ。
三脚の足を繰り出し始めた時、最初の点滅が見えた。

はやる気持ちを抑えながら慎重に三脚をセットする。
この瞬間に備え、カメラのBULB、リモコンは既に設定済みだ。

音に対する反応は「人見知りする猫より鈍い」と言われるホタルだが、光に対する反応は鋭く
当然乍ら、車のライト直撃は避けたいし、見物客の持つ懐中電灯もダイレクトに照射するのは
遠慮願いたい、特に三脚を立てて長時間露光で撮影しているカメラマンがいる場所での
点灯には少しだけ、気を使ってやって下さい。

更に自分を振り返ってみれば、デジタルカメラの場合、背面の液晶がノイズリダクション時は
結構な明るさで、このようなシチュエーションでは明かり過ぎる。
黒い帽子で液晶を隠すという方もいますが、私の場合はウェストバックのクッション代わりに
している「フリースの襟巻き」が暗幕の代用となる。

この時期ホタルが活発に求愛行動をするのは21:00過ぎまでの1時間に限られている、この間で
撮影枚数は約70枚、リモコン操作の失敗率、露光平均30秒、ノイズリダクション30秒と考えれば
約30枚が撮影限度かな。

35mm換算で焦点距離60mmとポートレイトにもスナップ撮影にも中途半端な長さですが、この様な
シチュエーションには開放1.4Fという明るさと相まって「最適なのかも」と思えて来ました。

今や、デジタル写真の世界では何十枚(時には百枚近く)の画像をコンポジット(合成)や
レイヤー(多重)するのが当然のようになってきていますが。
私は、古い人間でしょうか……デジタルであっても「一発勝負」に拘りたい。

 

 --address & other--

場所:父養寺あじさい街道(Yahoo!地図
所在:香南市野市町父養寺(物部川の用水沿い)

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。