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ちょうど2年前の松山取材時に「松山ラーメンの先の展開が楽しみだ」と書
いたのですが、此処に来て全国区を視野に置いた勢いを持つ、独創的な
ラーメンが話題となっている。
タウン情報誌の記事を頼りに向かったのは中心部の繁華街、一番町にある
「麺鮮醤油房・周平」(since-2005)大街道のアーケードに入ってしまうと遠
回りになります。電車道から元「ラフォーレ」に向かって、左手の路地を南へ
入りましょう。
何時しか雨も小降りになっており、到着は20:20。店内、厨房をロの字に囲
って作られたカウンターに客は私以外には、もう二組と人気は後に述べる
新店に向かっている感有り。
メニューを差し出す「お姉ちゃん」に『何がお奨めですか?』と聞いてみると
『つけめんです』との答え。そうか、やはり此方でも「つけめん」に人気が有
るんだ。
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入り口横に大和の製麺機がガラス張りで設えて有りますが、パフォーマンス
だけで無く「見られているという緊張感」を持続させる効果を、狙っているのだ
とか。でも私共グルメ記者の興味は専ら仕入先や使用素材の方に向きますね。
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オーダーから7分でサーブされた「つけめん」並¥720
自家製手もみ麺(切歯12番)の極太麺、色が良いですねえ、食欲をそそり
ます。
始めに酸っぱさを感じる「つけ汁」には「たつみ醤油」「瀬戸内産イリコ」
「熊本牛深産サバ節」「真折昆布」「内子町大瀬の無菌豚ちゃーしゅー」
が使われています。
この内、素人にも解り易いのが小さく刻まれた「ちゃーしゅー」の美味さで
しょう。最初は熱々でも次第に冷めてくるし、最後の方には薄まってしまう
付け汁ですが、普段「つけめん」を食べ付けていない私でも、これは「有り
だな」と思わせてくれました。
今回松山ラーメン取材の本命である「真中」との違いを店長にお聞きしました
ところ、『真中には野菜たっぷりの味噌や胡麻が有ります』とのことで明日の
取材が俄然、楽しみに成った次第です。
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店名:麺鮮醤油房「周平」※公式HP
所在:愛媛県松山市一番町2丁目4-11(Yahoo!地図)
電話:089-945-1025
営業:昼11:30~14:30 夜17:30~翌2:00
定休:日曜
1Fにコンビにがあり、屋上には奥道後から引いているという温泉があります。
ロビーにPCが置いてあるのも便利。
高速バスの停留所からも近く、夜遅く着いても食事に困らないのが何よりです。
あ、私は回し者ではありません。