小学校に上がるまで、卵は自由に食べることができなかった
卵アレルギーだったからです。
その反動なのか、憧れなのか、大人になっての「卵LOVE」は自分でも呆れるほど
そんな次第で、この日も二日連続で親子丼の取材が嬉し。
親子丼(温そば付き)¥850
コチラの丼は、ちょっと、小振りで女性でも食べやすいというか、片手で持てる位の大きさで上品である。
日曜日の13:00時過ぎ、入って直ぐのカウンターは狭い通路沿い故、私は真ん中に席をとる。
ややして入店してきたお姉さんは、入り口近くに座り、お絞りが運ばれてくると
『カレー丼、御飯少なめ、暖かいの』
その後に来て、今度は私の左に座った姉さんは
『山かけ丼、暖かいので』
と、いずれも、常連さんであろう、注文にそつがない。
私は何時も「天丼」ばかり頂いていたけれど、これからは山かけもカレー丼も食べてみたいなあ。
いや、なかなか、この「親子丼」も捨てがたい、流石に蕎麦屋の出汁は美味いなあ。
セットになった「温そば」もサービス品でなく、量こそ少なめだが、きちんと作られた「かけそば」
真ん中に添えられた「柚子」の一皮が風土感を良く表している。
<閑話休題>
よく言いますよね「その人の長所を生かしなさい」と
私は「食べ物屋でも同じだ」と思うわけですよ。
例えば、蕎麦屋の限られたメニューの中でも、全てが美味いということは「あり得ない」
蕎麦屋だから蕎麦は美味くて当然というか「美味いべきだ」と、考えられるのは自由ですがね
実際のところ、現実が伴いますかねと、申し上げているわけで。
『私の流儀は先ず、初めての店では、かけそばしか食べない』
なんて、グルメ本に感化されて、恰好付けてちゃあ、美味しいモノには当たりません。
この店のように、いや、どの店でも使えるのですが、初めて入った店ならば、先ず、廻りを見渡して
皆さん何を食べてらっしゃるか、良く見てオーダーを決めなさいと
申し上げているわけです。
因みに「店の人に聞く」という方がいらっしゃいますが、蕎麦屋の店員に
『お奨めはなんですか』と質問しても、決して『丼』という答えは返ってこないでしょう、けどね。
--shop data--
店名:そば茶屋「なべしま」
所在:高知市帯屋町1-8-15
電話:088-873-4370
営業:昼11:00~15:00 夜18:00~午前3:00
定休:月曜
そんな思ひ出、ながです。