
狙撃者・大河原丈は何故撃てなかったのか?
冷静に考えてみると、確かにその疑問は残る。
新人の国選弁護人にも其れについて、質問されるのだが
シスター斉藤の情に絆された訳でも無いと言う。
其の謎を解く、ヒントも多少は有るが・・・・・・
彼はこれまでの仕事で起訴されても実刑を食らった事は無い。
そして、その日、新任の神父が教会に来る事に成っていた。
その神父はピアノを弾くのが上手と聞いている。
狙撃場所であるホテル7階の部屋は前日、急にキャンセルが
出たことで大河原が予約出来た。
確か狙撃直前、左腕を自分の銃で撃たれたよなあ。
でもその後、狙撃の体制は取れていた。
裁判所に赴くシスターが天を仰いで微笑むのは何故。
その時、銃の照準は合っているように見えたが。
という感じで劇は弁護人(平田)と大河原丈との接見から始まり回想
シーン形式で「事件のあらまし」を弁護人があたかも体験するかのよう
に設定されている。
観客には平田の姿が見えているが、他の登場人物には当然見えて
いない。こういう設定自体は目新しい物では無いが、この劇の構成上
外せないポイントであり、これが観客をいつの間にか劇中に引き込む
要因となっている。

長身の谷山(大河原役)さんにはピッタリの役でしたね、格好良かった。
刈谷(堂下役)さんのアクションも最高、コミックアクションと言われる所以
ですね。アフロヘアー大正解。

紅一点、いや、衣装の話。ミニがお似合いでした>門田(桃子役)さん
ポスターも結構な出来映えで。

山北(堂下の妻役)さん、衣装担当ご苦労様でした、笑いの半分は
衣装の奇抜さと出来映えに対するものだと思いますよ>私
今回、初日と最終日の二回観させて頂きましたが、何れも「出来」に
違い無く、二回観るのも「アリ」だなと思った次第。
ただ、日曜の昼となると小さな子供さんがいらっしゃる故、大人的に
楽しみたい方には夜の公演をお奨めします。
あっ、そうそう冒頭の疑問に関することですが、私はね、この台詞が
全てを示唆しているように思いましたけど。
『あいつは そんなに 悪いやつじゃあ 無い』
by堂下耕介
※春はコミック、秋はシリアスと年二回公演が有るそうですが次回も
今から楽しみに、させて頂きます。
※前告知の記事へ
2F(ロフト?)席からですね。パチパチ。
山北さんはスマップの香取慎吾に似てますね。
二階席はロフトに近いですね、天井低いし。
左端に位置しましたが一つ失敗は塔の「桃ちゃん」が見えないことでした。やはり演劇やコンサートは中央に位置するのが良いようで。