一年と4ヶ月振りの瀬戸大橋は
『よーおいでんさった』
と手を広げて迎えてくれた(ような気がした)
最近はやや、ジャンルを広げ過ぎた感も有り、目的を絞り込む
のがちと、悩ましくなっているのだが、やはりラーメン激戦区の
岡山で「現存最古のお店」となれば一度は頂いておかねば、と
成る訳で・・・
上天気となった5月4日は「みどりの日」瀬戸大橋は風も無く、
車の流れもスムースで1時間後には奉還町「浅月」近くで100円
パーキングを発見。
◆奉還町とは(wikipedia参照)
江戸時代は城下町はずれであったが、明治維新時に商店街が
出来る。職を失った武士が、藩から与えられた奉還金を元手に
この地で商売を始めたのがその起源で名前もこのことに由来する。
そう言えば、2軒お隣の「ナンバ時計店」も「でぇ~れぇ~しびー」
↑中華そば(¥650)
スープの多いのにビックリ。沈んでいるチャーシューを浮かべ
て先ずは撮影・・・あっ、麺は。
しゃあないなあ、こうなったら言葉で説明するしか無いね。
中細ストレートの自家製麺はちーと、堅め。このスープを
「こってり」と表現するレポートが多いけど「昔の話」やろねえ
今やこれでは「薄いと」感じる方が多いのでは。
えっ!「といめん」の富士屋さんは、まだ薄いですって。
しかし、この味で昭和23年の創業から60年。そう考えると確か
に味わい深いものが有ります。豚骨スープと醤油ダレの「先駆」
だったんでしょう。終戦直後の貧しい時代、美味しい物に出会え
た人達の「嬉しそうな顔」が見えるようです。
昔ながらの醤油味が効いた「チャーシュー」5枚、この味が此方
の特色でしょう。メニューをご覧頂いたらこのお店の遍歴が解り
ます。そう「とっぴん具」ですね。
しっかり現代のブームに乗ってます。デフォルトでは物足り無い
と感じる方が多いと思います。なので少なくとも「玉子」若しくは
「高菜」「カツ」などを+されることをお奨めします。
そうそう「天むす」もお奨めでしたね。
元気な「じっちゃん」と「ばっちゃん」のお店「浅月」
「おかげさまで60年」
の張り紙が「様々な意味」を持つこの年に頂けたことに感謝。
--shop data--
店名:中華そば「浅月本店」
所在:岡山県岡山市奉還町2-5-25(Yahoo!地図)
電話:086-252-1400
営業:10:30~21:00(L/O 20:30)(木曜10:30~16:00)
定休:不定休