SONY NEX-5+VOIGTLANDER NOKTON CLASSIC 40mm F1.4 + ND4+8
(F1.4 1/160秒 ISO-200 露出補正+0.3 WB/AUTO)
千光寺山ロープウエイの切符売り場では思わず『大人一人、往復』と、言ってしまうが
そこは係員も心得たもので、すかさず『皆さん下りは、歩いて……』とアドバイスしてくれる。
発車時刻は毎15分毎の時間4回往復が基本だが、満員になり次第の発車もあるようだ。
同乗してガイドをしてくれる、お姉さんがまた、粒揃いに「かわゆい」
弥二朗なら、漏れなくポートレイトをお願いすることだろう。
多分、場所が千光寺だけに、選考する時の基準が……やめておきましょう。
SONY NEX-5+VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm F4 MC
(F8 1/60秒 ISO-200 露出補正+0.3 WB/AWB)
頂上展望台で360度のパノラマの中、私の目に留まったのは、和洋折衷の建物だった。
ガイドマップを見てみると「尾道市立美術館」とある。
安藤忠雄氏設計によるリニューアルとなれば、外観だけでも一見の価値ありでしょう。
SONY NEX-5+VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm F4 MC
(F8 1/125秒 ISO-200 露出補正-0.3 WB/AWB)
正面エントランスに、さり気無く置かれている、ベンチをよく見てみれば……未来?
SONY NEX-5+VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm F4 MC
(F8 1/125秒 ISO-200 露出補正-0.3 WB/AWB)
かわぐちきょうじ……?
かわぐちかいじ氏が当地のご出身だということも、双子の弟さんが漫画を書かれていること
すら知らない、無勉強な私の頭上には、ハテナマークがいっぱい点灯しておりますが
ともかくも、ちょうど開催中の「小林和作展」を見せて頂きましょう。
SONY NEX-5+VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm F4 MC
(F8 1/80秒 ISO-200 露出補正+0.3 WB/AWB)
冷房のよく効いた館内、観覧料大人一人¥300の値打ちは、余りあるモノでした。
観光地にある美術館ですが、皆さんあまり、ご存じないのか、入場者は極々、少なく、それ故
じっくり、落ち着いて鑑賞することが出来ました。
戦前の尾道水道の風景を、今で言うところの「パノラマ的」に描いた小林和作の代表作《尾道風景》
しかり、色使いが真にヨーロッパ的で斬新です。
画家、小林和作を語るエピソードの中に、興味深い部分を見つけましたのでご紹介しよう。
《私はこの年になるまで、写真などは絵と何の関係もないと思って顧みなかったが
それは人に頼んで写してもらうので、構図などがぴったり私の思う壺にはまらなかったためかとも思う。
今自分が写してみると、自分の感覚で写すから、前に思ったほど固定した非芸術なものでもないと
少し思いはじめている。(評伝185・「写真機」より)》
SONY NEX-5+VOIGTLANDER COLOR-SKOPAR 21mm F4 MC
(F8 1/40秒 ISO-200 露出補正+0.3 WB/AWB)
私は美術館に行くと、何故か休憩用や作品観賞用に置かれている「椅子」に興味を示すことが、多いのですが
此方では、座って休憩するというよりも、立体作品のように、部屋の真ん中にデンと置かれて
いるチェアに、オットと成って思わず、係員のお姉さんに聞いてしまいました。
案の定、このチェアもチャールズ&レイ・ イームズの作品でした(時価約10万円)
--museum data--
施設:尾道市立美術館
所在:尾道市西土堂町17-19(千光寺公園内)
電話:0848-23-2281
開館:09:00~17:00
休館:月曜日
観覧:大人¥300・高大生¥200・中学生以下無料