脳科学おばあちゃんの子育て法
アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん、
Asperger syndrome: AS)またはアスペルガー障害(アスペルガーしょうがい)は、
社会性・興味・コミュニケーションについて特異性が認められる広汎性発達障害である。
各種の診断基準には明記されていないが、全IQが知的障害域でないことが多く「知的障害がない自閉症」として扱われることも多い。
なお、世界保健機関・アメリカ合衆国・日本国などにおける公的な文書では、自閉症とは区別して取り扱われる。
精神医学において頻用されるアメリカ精神医学会の診断基準 (DSM-IV-TR) ではアスペルガー障害と呼ぶ。
対人関係の障害や、他者の気持ちの推測力など、心の理論の障害が原因の1つであるという説もある。
特定の分野への強いこだわりを示したり、運動機能の軽度な障害も見られたりする。
しかし、カナータイプ(伝統的な自閉症とされているもの)に見られるような知的障害および言語障害は、比較的少ない。
■「アスペルガー症候群」とは?■ http://kensc.com/00/post.html (参照)
・会話能力があるが、自閉症同様の「社会性の問題~独特の人付き合い~」「コミュニケーションの問題」「想像力の創造性の障害」この3つ組を併せもった発達障害のことを言います。
しかし、会話の能力があっても、それをコミュニケーションの方法として使えていません。
・小さい時にその徴候が多くみられ、成長とともに薄れていく。そういった点から、人格障害・精神疾患とは明確に区別されます。
・早期発見・早期療育により、適応を良くすることが出来ます。(特異性は残りますが)
この3つ組の特徴がみられればアスペルガー症候群の診断をとってもらえるので、出来る限り早期に診断してもらいましょう。
◎アスペルガー症候群の原因は、決して親の育て方などが原因ではありません。
アスペルガー症候群の原因は、まだ解明されたわけではありません。それに原因はおそらく一つではないでしょう。
しかし言える事は、親の育て方や愛情不足などが原因でなる発達障害ではありません。
また、医師から正しい診断がなされていないがために、周りからは「わがままでしつけのなっていない子ども」とみられてしまうのです。
アスペルガー症候群の行動特徴の多くは、認知発達の偏りが原因とされています。
認知発達の偏りとは、何らかの脳機能の微妙な障害原因です。
遺伝や、妊娠中や出産時、出生後ごく早期の何らかの理由で脳の特定の部分に障害が生じたのでは、と考えられています。
■アスペルガー症候群の長所と短所■ http://kensc.com/00/post_1.html (参照)
長所
・みんなが無視してしまうようなルールも、きちんと守ろうとする真面目さがある。
・常識にとらわれずユニークな発想の持ち主で、おもしろいダジャレを思いつくのが得意。
・気に入ったことやのめり込んだものへ熱心さはピカイチ。
・好きなことは最後までやり遂げる。
・年齢や身分で相手を判断せず、平等に接することが出来る。
・友達を裏切るのは良くないと思っている誠実さがある。
・知識欲が旺盛で努力家。
・熟語や専門用語に関心が高いため、たくさん知っている。そして暗記が得意。
短所
・不器用で無表情
・自分の思いを言葉で表現するのが下手で苦手なため、誤解されやすい。
・社交辞令・冗談が分からない。
・リセット、応用が苦手。
・やっていることを中断されるとパニックを起こしてしまう。
・二つ同時に何かをすることが出来ず、3人以上になると会話が出来なくなってしまう。
・昔のこと、特にイヤなことを鮮明に覚えているためフラッシュバックを起こしてしまう。
・同じ事を何度も言う・独り言が多い。
・突然体調を崩す事がある。
・空気が読めず、相手の考えや気持ちが分からないため苦労してしまう。
・他人から言われたことをいつまでも気にしてしまう。
●アスペルガー症候群は、100人いれば100通りの症例があると言われていますので、以上の文はあくまで例です。
■アスペルガー症候群の子どもとの接し方■ http://kensc.com/00/post_7.html (参照)
◎安全で穏やかな環境を作ってください。
◎否定的な態度は極力避けてください。
◎予測しやすい環境作りを。
◎ルールや指示は明確にしましょう。
・相談場所 http://kensc.com/00/post_2.html (参照)
第一に児童精神科、小児神経科の医師だと思われます。
ただアスペルガー症候群は専門家の間でも、まだ良く知られていない障害なので、
「医師なら誰でも良い」というわけではありません。
地域によっては保健所、療育センター、児童相談所、教育相談所などにも相談できますので、
地域の自閉症親の会などで相談してみて下さい。
・アスペルガー症候群そのものを治す薬はまだありません。
非常に残念ですが、アスペルガー症候群そのものを治す薬はまだありません。
非常に強いこだわり・強いイライラ・不眠症といった症状には、
薬での療法が効果を示すことがありますので、
そういった場合には精神科医や発達に詳しい小児科医に相談してみましょう。
心の理論(こころのりろん、英: Theory of Mind)とは、ヒトや類人猿などが、他者の心の動きを類推したり、
他者が自分とは違う信念を持っているということを理解したりする機能のことである。
類似の概念は古くから断片的に想定されていたが、
心の理論と言う用語は1978年にデビッド・プレマックとガイ・ウッドラフによる論文
"Does the chimpanzee have a theory of mind?"
(チンパンジーには心の理論があるのか?)において初めて使用され、体系化された。
プレマックらはチンパンジーにも心の理論が存在すると主張したが、
霊長類学者マイケル・トマセロらは批判的である。
チンパンジーに心の理論が存在するか
(誤信課題をクリアできるか)どうかは議論が続いている。
C.D.フリスらは、 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
- 生物と非生物を区別する能力
- 他者の視線を追うことによって注意を共有する能力
- ゴール志向性の行動を再現する能力
- 自己と他者の行動を区別する能力
の4つを挙げている。
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