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大川小学校 津波(自分で考える能力の育成が大切)

2011-09-15 05:38:44 | きになるニュース



http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3095
より

東日本大震災で多くの児童が犠牲になった小学校がある。巨大津波によって全校児童108人のうち、74人が死亡・行方不明となっている宮城県石巻市立大川小学校。地震発生から避難準備を開始、津波が到来するまでにおよそ50分の時間があったにも関わらず、高台への避難の途中に、子どもたちは津波に襲われた。なぜ、幼いいのちがこれほどまでに失われたのか。二度とこのような痛ましい事態を起こさないために何が必要なのか。学校関係者、遺族、そして地域住民への丹念な取材を通じて、震災から半年たって明らかになってきた「あの日」をたどり、学校という「幼いいのちの場」を津波災害からどのように守っていくのかを考える一助としたい。

感想
NHKクローズアップ現代「巨大津波が小学校を襲った~石巻・大川小学校の6か月~」 2011年9月14日(水) 19時30分~19時58分

をみて、よいマニュアルを作成することの大切さを感じた
プラン(マニュアル)を作成し
実行(避難訓練)をする
チェックする(問題点の抽出、避難所の明確化など)
分析(いろいろなパターンを想定し分析、近隣の高齢者が避難してきた時、過去の例、他県の例)
再度プランをつくり よりよいマニュアル(手順書)にする
準備品及び設備(陸橋)の検討、避難経路(前もって私有地内通過の許可をもらう) 避難場所の見直し(公的機関の作成したマニュアルの改善と修正し避難に成功した幼稚園または保育園あり)

日常と非常時を分けることの必要性及び応用力
親が子供を引取いりに来たとき記帳等を依頼したもよう
(非常時の優先順序、スピードの大切さ)

被害後の調査不足 現実を正しく見つめることの大切さ
教育委員会など公的機関が責任逃れをせず分析し研究し良い計画を作成する

見える化の大切さ(IT技術を利用すれば立地に関係なく津波の進行がわかる)

死の町(街)発言の言葉狩りをするのではなく 悲惨は悲惨として受け止め
見える化し対策を考える、ただ対策をかんがえるだけなく、
なぜ対策でき行政の組織体質(例:縦割り行政)、をも見える化し改善する
必要性をかんじる、マスコミの批判だけ改善提言をお願いしたい
NHKクローズアップ現代のような良い番組の作製を期待します

http://www.asyura2.com/11/jisin17/msg/503.html
より

岩手県釜石市の沿岸部にある9つの小中学校で、全児童生徒を対象に、東日本大震災のあった3月11日当日の避難行動を調査したところ、回答者1512人(回答率94・9%)のほぼ全員が、気象庁や行政の災害情報を待たずに地震直後に避難を開始していたことが11日、群馬大の片田敏孝教授(災害社会工学)らの分析で分かった。今回の大震災で津波の波高を低く予測し、避難の遅れを招いた-と批判を浴びている気象庁は「自らの判断で逃げることを求める」方向で津波避難情報の見直しに着手しており、調査結果は今後の津波避難の指針づくりに影響を与えそうだ。


http://diamond.jp/articles/-/13992
より
片田敏孝・群馬大学大学院教授のコメントより

 片田氏は、東日本大震災直後に釜石市に入り、多くの死者と向かい合った。「2万人近くに及ぶ死者・行方不明者は、少なくとも3つのカテゴリーに分けられる」と分析している。

 1つは、足腰を弱くしたり体の具合が悪く、1人では迅速に避難ができない「要援護者」。その多くは、高齢者だった。

 2つ目は、「職責を全うした人たち」。たとえば、警察官や消防団員、民生委員、自治体の職員、さらには自宅で治療を続ける親を介護する家族など。

 3つ目は、「避難意識が徹底されていなかった人や、その犠牲になった人」。たとえば、宮城県石巻市の大川小学校の教職員や、児童たちである。

 特に1つ目と2つ目は、今回の震災で大きな問題となり、議論を深める必要があると語る。

片田氏が被災地でヒアリングをすると、高齢者が多くいる施設で、職員数人が体の不自由な女性を運ぼうとして時間がかかり、逃げ遅れ、亡くなったケースがあったという。

「介護が必要な人と介護した人が死亡した、
というところで思考を停止するべきではない
なぜそのようになったのかと実態を押さえ、今後の対策を考えたい。
1人でも多くの人の命を救うことに、一点の曇りもあってはいけない」

 私は、この捉え方に共感する。以下は、片田氏への取材を終えた後に新聞で報じられた記事であるが、「職責」を考える際に1つの参考になる。

産経新聞(9月5日付)-------------------------------------------

 東日本大震災の津波で防災庁舎に避難した職員が犠牲となった宮城県南三陸町の佐藤仁町長が「市街地の浸水深は1~2メートルほどではないかと考えた」と認識の甘さを認め「重く責任を感じている」と謝罪したことが5日「殉職職員家族会」が提出した公開質問状への回答で分かった。

 質問状では、6メートルの津波と3メートルを超える浸水深が想定されていたのに、3階建ての防災対策庁舎に職員を集めたことなどを指摘。町は「津波非常配備計画に基づき行動した。市街地の浸水深は1~2メートルと考え、6メートルの津波が襲来し、浸水しても高さ12メートルの屋上に避難すれば安全と考えていた」と回答した。-----------------------------------------------------------------

「職責をまっとうした」だけで、
死んだ理由の検証を止めてはならない

 これは宮城県南三陸町の町長が、町役場の多くの職員が「職責」により逃げ遅れ、津波で亡くなったことの事情を遺族に説明し、謝罪したことを報じたものである。

野田総理「職責をまっとうした」だけで、済ませないで
死んだ理由の検証をお願いしたい そして改善をお願いしたい

野田総理は言葉使用が上手ですが、中身の発言が無い、少し不安です
中身の議論を期待したい
マスコミの言葉狩りは大臣の失言(私は失言とは思いませんが)よりも国家に害になる
低俗なマスコミは報道の自由、言論の自由の最大の敵にさえ思えます

関連サイト おすすめ

http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/06/04/20110604k0000m040142000c.html


http://shiminnokai.info/cat58/okawasho.html


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