あちこち散歩 写真日記

あちこち散歩したときの日記です。
歩きながら撮った風景写真とともに記録します。

大船で紅葉狩り

2024-12-12 | 日記
紅葉の季節になると、よく鎌倉に写真を撮りに行っていました。
さすがに紅葉の名所と言われるところはほとんど行っているので、今年はお隣の大船に行ってみることにしました。昨日のことです。
インターネットで下調べして綿密な計画の元、行ったのですが・・・

大船駅を降りると目の前に大船観音があります。

ということで、最初に行くのは大船観音寺。
当初はお寺ではなく、昭和2年、民間でお金を出し合い観音像が建立されました。昭56年になって大船観音寺という曹洞宗のお寺として宗教法人となったとのことです。
したがって、歴史的には浅く、由緒あるお寺というには若いですね。
山門です。
山門を入って右手に行くと、観音像への階段があります。

御胎内です↓


所謂本堂ですが、曹洞宗つまり禅宗では、あまり本堂といういい方はしません。
当寺では慈光堂と言います。
なお、観音寺で紅葉が見られたのは、この左下に写っている楓のみでした。

原爆の火と名付けられた石灯籠がありました。
石灯籠はどのお寺にもありますが、ここの石灯籠は、本当に火が灯っています。

インターネットでは紅葉の名所のはずですが、少し残念でした。
観音寺を出ると、隣に「金剛経道黙仙寺」というのがあって、そちらの方が紅葉的には良さそうだったので、お寺のある山を登ってみました。
途中2か所でお地蔵様が見守ってくれていました。

さらに上へ


これが山頂にある本堂です。
しっかり戸締りしてありました。
駅の方から見上げた本堂はこんな感じです。

では、駅周辺を離れます。15分ほど歩いて龍寶寺へ。
山門です。

りっぱなお寺ですが紅葉はないですねえ。左のカラマツがいいですね。

境内の端にある小道で若干紅葉が見られました。
やはりカラマツがシンボルツリーですね。

紅葉狩りという目的には達成感がないまま移動します。
「日比谷花壇大船フラワーセンター」にやって参りました。
入り口で、係の人に「中で紅葉は見られますか?」と尋ねると、「奥の方の森がいい感じの見ごろになっていますよ。あと、秋の薔薇もまだ咲いてます」とのこと。
それでは、ということで入園料を払って入りました。ちなもに入園料は400円ですが、65歳以上はたったの150円でした。安い。
中はクリスマスバージョン。
係の人に言われた通り、奥の方に向かいます。
向こうに高い木が見えてきました。
「ふう」と「もみじばふう」という木です。
葉の先が3つに分かれているのが「ふう」
5つか7つに分かれているのが「もみじばふう」です。
この木の手前から入る「森の小道」というのが、係の人が紅葉していると言っていた場所だと思います。
入口近辺は、紅葉するような木がありませんが、奥に進むと楓などがありました。



小道を抜け出ると、向こうに大きな銀杏が見えました。

小道の横にバラ園があります。まだ咲いていると言っていたので覗いてみたところ・・・
少し咲き残っているだけかと思っていたのですが、何と花盛り。


イチョウとバラのコラボや、楓をバックにしたバラというのは、なかなか貴重なショットですよね。



想定外に長居をしてしましました。

一旦駅に戻ります。朝は通らなかった場所からの大船観音。観音像と梵鐘と慈光堂の全てが見えます。

駅から、湘南モノレールとバスを乗り継いで青蓮寺へ向かいます。
バスの停留所のすぐ前に山門があります。
弘法大師像です。
ご本尊も弘法大師のようです。
なんでも弘法大師自作の木造だそうで、「鎖大師」と呼ばれているそうです。ちなみにバス停の名前も「鎖大師」。
「鎖を以って膝を屈伸するように造る 」ため、そう呼ばれるようです。よく意味わかりませんが。
手足が動いて絹の衣を着ていて、着替えもできるとか・・
ご本尊が祀られていると思われる本堂です。

それほど大きくない境内ですが、石像が色々あります。
不動明王と矜羯羅(コンガラ)童子・制多迦(セイタカ)童子

聖徳太子

六地蔵

布袋尊

そして、五輪塔の庭というのが造られています。
そこには五輪塔とその周辺に五輪塔童子というのが置かれています。
これが「カ」の童子とその説明です。
この他、梵字で「キャ」「バ」「ラ」「ア」の各童子像が置かれています。

本堂の奥には池があり、風流な情景を見せてくれます。



コスモスもいまだに元気です。

小さなお寺ですが、見ごたえのある境内でした。

最後に立ち寄ったのは岩瀬五社稲荷。
ここも大船の紅葉の名所に入っていたのですが・・・
左の銀杏は、神社の隣のもののようですから、紅葉しそうな木は見当たりません。
鳥居の左奥にある大木は楠のようです。楠は冬の間も青々としています。春になると新しい葉が芽吹いて、今年の葉は寿命が尽きるわけですが、その時赤くなって落葉します。つまり紅葉しますが、するのは春です。

ということで、紅葉狩りという目的を果たしたとは言えないというのが私の評価ですが、サプライズのバラとか、青蓮寺の境内とか、面白いものも多々ありましたので、良しとしましょう。
学んだのは、大船は、鎌倉と違って観光地ではない、ということですね。だから紅葉の名所と言っても、スケールとしては鎌倉のようにはいかない。それから御朱印。御朱印というのは、本来写経をした証明書としていただくものですが、観光目的の参拝客が多いお寺では、写経などしなくても御朱印をくださいます。鎌倉のお寺は8割か9割が御朱印をくださいます。今回、お寺は3か所行きましたが、御朱印を頂けたのは観音寺だけでした。
人混みの「紅葉狩り」でなく、たまにはこういう静かな紅葉散策もいいでしょう。

風景写真です。
よかったら見てください。

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慶応病院、外苑銀杏並木の今。

2024-12-10 | 日記
今日は、慶応病院に行きました。
慶応病院は信濃町にありますが、私の場合は、大江戸線の国立競技場駅で降ります。最近、慶応病院に行ったりラグビーに行ったりと、国立競技場駅はよく使います。
国立競技場でラグビーやサッカーの試合があると、千駄ヶや信濃町の駅は大混雑になりますが、地下鉄の国立競技場駅はガラガラです。いくら何でもこれほどまでに使う人がいないというのは不思議に思います。
国立競技場駅から慶応病院に行きますと、裏口のようなところから入る形になります。信濃町から行くと、正面玄関前の広場が気持ちいいのですが、裏口は裏口だけあってうらぶれています。
予約は13:00ですが、早めに行って病院の食堂でランチを食べました。慶応病院の食堂は帝国ホテルがやっています。
こちらがランチです。
食堂は病院の最上階の11階にあるので、見晴らしが大変良いです。
食堂前の廊下からは冨士山が見えます。

こちらは新宿方面です。
手前の森が、先日行った新宿御苑だと思います。
食堂の席からはこのような景色となります。
国立競技場や絵画館、神宮の森が見えます。

慶応病院の受付表には、このようなQRコードが付いています。
あまり「友達」にはなりたくない相手だなと思いました。なるべく遠い存在でいたい。

帰りはちょっと散歩をして、青山1丁目まで歩きました。
これが、少し前に騒いでいた、神宮の森再開発で樹木を伐採するところだと思います。伐採ではなく移植になったようですが。

神宮外苑のイチョウ並木に寄ってみました。
木によっては、ほとんど葉を落としているものもありましたが、一応、黄色い写真が撮れました。
↓西側の歩道
↓東側の歩道
↓車道側の木はほとんど落葉していますが、反対側(左)はまだこんもりしています。
↓国道246側にはりっぱな1本がありました。まだ緑っぽさを残していますから、もうしばらく元気そうです。

風景写真です。
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松戸にある本土寺

2024-12-09 | 日記
千葉県の松戸市にある本土寺に行ってきました。
紫陽花で有名ですが、紅葉も奇麗とのことで。
常磐線の北小金駅から歩いて10分ぐらいのところにあります。
1本道ですので、方向音痴の私も迷わず行けます。
歩いて行くと前方に赤い門がチラッと見えてきます。大木に遮られて上の方は良く見えません。
そして、門の向こうに早速紅葉らしきものも見えてきました。
近くまで行って写真を撮りました。仁王門です。

門をくぐると
見事な紅葉です。緑の部分や、まだ薄い部分もありますので、もうしばらく楽しむことができそうです。
そして、門の先は下り階段になっています。
お寺は、上に昇っていくところが多い気がするので、下るのは珍しいと思います。
階段を下りて振り返ったて見上げた写真がこれ。
そして、さらに首を上げて真上にしたら
黄色いけど楓です。
だから、まだ当分紅葉狩り行けますよね。
そして、ここは無料。
この先、本堂の方に行くには拝観料がいります。普段は無料のようですが、紫陽花と紅葉の時期には撮るようです。
500円を払って入口を入ると正面に本堂があります。

左手には五重塔。








本堂から境内を見下したところでです。(入口方面です)
本堂の楓は、仁王門のところに比べ、だいぶ前に紅葉したようです。真っ赤です。一部枯れてます。

本堂の右にある細い小径に「順路」標識があるのでそちらに進みます。

これは、(さっきの本堂から見下ろした境内の写真の左手にある(写っていません))開山堂と本堂を結ぶ回廊です。
回廊の下をくぐると、潤華庵の裏手に出ます。

これは白雲楼

写真は撮りませんでしたが、徳川家康の側室、秋山夫人の墓所もありました。
その先は、きれいな木々に囲まれた小径が続きます。
カラフルですね。
さらに進むと竹林がありました。
竹林の横の急坂を下ると菖蒲田に出ます。
5月ぐらいには菖蒲が咲き乱れているのでしょう。
イチョウの左に見える屋根は妙朗堂。そこから左手に延びている建物は妙朗堂と像師堂を結ぶ回廊です。回廊が多いお寺です。
右の白い建物は宝物殿です。
まずはここから左に行って像師堂へ。
上の写真の右にあるのが先ほどの長く伸びた回廊です(下の写真がそれ)。それがここで直角に曲がって、左の像師堂に入っています。

回廊をくぐって、像師堂を正面から。

日像菩薩像が祀られているとのことです。
日像上人というのは、日蓮上人の直弟子で、ここが出身地らしいです。
像字堂の横には地蔵堂があり、箒を持ったお地蔵様がいます。お願い地蔵と呼ばれているとのことです。

像師堂を回れ右すると瑞鳳門があります。
この門を通らずに手前を左に入ると、コントラストが効いた紅葉地帯があります。




さきほどの菖蒲田の写真のところから、左に行って像師堂に出ましたが、今度は右側に行きます。
あの写真では木に隠れて見えませんでしたが、宝物殿のすぐ向こうに赤い欄干の渡り廊下があります。
紅葉と赤い欄干が似合います。
反対側も同じくきれいです。

このすぐ横にあるのが開山門。
日が当たってきたので鮮やかです。

こちらが、さっき菖蒲田から屋根だけ見えた妙朗堂です。
妙朗尊尼を祀っています。妙朗尊尼は日像上人の御母堂です。
赤門があります。
広い境内をぐるっと回って、この辺りが最後なの場所なのですが、まさに紅葉のクライマックスという雰囲気の場所でした。





さて帰ります。
でも、仁王門まで戻ったら、朝は日が陰っていた紅葉に日があたって、よりきれいになっていました。



門をくぐらずに横に出たら、そこも奇麗でした。

1~2時間の予定でしたが、4時間も滞在してしまいました。

風景写真です。
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帰真園の紅葉

2024-12-07 | 日記
ポカポカ陽気が続いていた東京も、今日は一気に気温が下がり12月らしい寒さになりました。
昨日の富士山です。

最後のポカポカだった昨日、二子玉川公園に散歩に行きました。
公園に着いたら僅かな時間で富士山に雲がかかり始めていました。
二子玉川公園からの冨士山

ずっと暖かかったので紅葉は進まないだろうと高をくくっていたのですが、帰真園はすっかり紅葉、というよりもう終わりかけ!?

上から見ると、もう色がくすんでしまっています。
中に入って日光の力を借りながら写真を撮ることにしました。
逆光気味に撮ると鮮やかさが蘇ります。



日本家屋は紅葉と合いますね。


この楓はまだ紅葉仕立ての新鮮な紅色。逆光でなくても十分きれい。

清水門前の楓

帰真園の外側の二子玉川公園では、ドウダンツツジが紅葉しています。(もっともこれはだいぶ前からでしたが)
ドウダンツツジは近づいてみると葉が輪生していて、まるで赤い花のようですね。
ちょっとごちゃごちゃしてわかりにくいでしょうか。
こんな感じです。花みたいですよね。

公園を離れて・・・以前は早い時期にきれいに色づいていた場所、
今はこんな風です。
当時、まだ緑だった楓が紅くなり、周りの木々は葉を落としました。

以前ここについて書いたブログはこちら→11/15ブログ

二子玉川公園に突き当たる駒澤通り、ここに2本のカラマツが立っています。
まだ、紅葉しきっていませんが、二子玉川のゲートのようにそびえたっていて、いつも、凄いなと思いながら見ています。

最後に余談ですが、二子玉川駅近くの堤防工事、土手に芝生が張られました。
ここはこれから
こちらは目土を入れています。
春が楽しみです。

風景写真です。
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養老渓谷

2024-12-06 | 日記
昨日、千葉県の養老渓谷に行ってきました。
前の日からカーナビをセットして早朝スタート。
ところがナビの誘導した道は崖崩れのため通行止め。
いつも通行止めは対応して案内してくれるはずなのですが、何故か対応していませんでした。
ナビを入れ直そうとしても、巡り巡って、また通行止めの道路に案内します。悪いことに、通行止めの道路は1か所だけではないのです。
迷った挙句、何とか到着したのですが、結局、崖崩れをするような山道でなく、「養老渓谷あっち」という道路の標識通りに行けば、多少回り道ですが、ずっと走り易い国道を通って行けたのです。
そういえば、今年の夏、千葉の大雨の被害については大々的にニュースでやってました。その時は、千葉の人たちは大変だなあと思ったのを覚えていますが、今回千葉に行くにあたっては、全くそのことを思い出しませんでした。所詮、他人事だったんだなあと、自分の他人への無関心さに呆れました。

さて、本題ですが、養老渓谷には養老川沿いに遊歩道が設置されています。多くの人は、下流から上流に歩くのだと思いますが、
今回、私は上流まで車で行って川下に向けて歩くことにしました。
そのため、一番最初に「粟又の滝」(またの名を「養老の滝」)というクライマックスに遭遇することになります。
町営駐車場に車を置いて、渓谷への下り口まで歩きます。途中道路の下を覗くと、紅葉の間からから養老川の流れが垣間見えます。
そして下り口から坂を下って渓谷まで行くと、早速本日のメインメニュー「粟又の滝」です。
滝と言っても、真下に落ちるのでなく、斜面を流れ落ちる感じの滝です。
さて、ここから川沿いに紅葉を楽しみながら、下流に向け歩いて行きます。
渓谷と言っても、関東平野にある千葉県ですから、それほど高い山はありません。したがって、そこを流れる川も高低差が小さく、流れは緩やかです。そのため、湖のよう川面に紅葉を映しているところが多々あります。
また、川底は、このように石畳のようになっているところが目につきます。


ここにも滝がありました。特に名前はないようです。

では、川沿いの紅葉をお楽しみ下さい。

ここが一番奇麗だったかな↓

上を見上げると・・・・↓
湖面のような川面↓



しばらく行くと、川が右にカーブし、急峻な崖に生える真っ赤な楓が真正面に見えてきました。
しかし、この岸壁の下、見てください。
川しかない! 遊歩道がない!
何と、ここで遊歩道が水没していました。↓
これも夏の豪雨の為せる業です。
この遊歩道は、2.5㎞ほどあるように聞いていましたが、まだ、1㎞も来ていないのではないでしょうか。
でも、ここで折り返すしかありません。
でも、下流からスタートしたら「粟又の滝」まで辿り着けないわけですもんね。まあ、上流からスタートしたのが不幸中の幸いとしておきましょう。

ということで、すごすごと「粟又の滝」まで戻ってきました。

上の道路に戻ります。駐車場に戻る前に、この道路沿いに、「粟又の滝」を見下せる場所があるというので歩いて行きました。
いい具合に紅葉も重なり、なかなかの景色でした。
↓この楓、滅茶苦茶背が高いです。かなり下から伸びてます。
少し場所をずれると、こうです↓
滝の横にそびえたつカラマツがかっこいいですね。
滝と反対側の山の景色も奇麗でした。


さて、ここから車で5㎞ほど移動して「葛藤」という地区に行きました。
上の写真、左下に見えるのは「向山トンネル」。
世にも珍しい2階建てトンネルです。
上が古いトンネル、下に新たにトンネルが掘られたそうです。
このトンネルの向こうにも、養老川に沿った遊歩道があります。
さあ、歩きましょう。


↓あの飛び石の橋を渡ります。
↓飛び石の橋の中央から

これを渡った少し先に弘文洞跡があります。これです。
これ、かつてはトンネルだったようです。向こうから夕木川が養老川に流れ込んでいるのですが、ここの河川工事をしたときに造られたものらしいです。明治初期の話。
それが昭和54年(1979年)に、上の部分が突然崩落したらしいです。

さてさて、この遊歩道もここから先は通行止め。入口から400mぐらいしか来ていませんが、戻るしかありません。
こんな緩やかな川も大暴れするんですね。

以上、養老渓谷散歩でした。



風景写真です。
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