大阪日本橋(にっぽんばし)にある国立文楽劇場で文楽を見てきた
ミナミのはずれにあるこの劇場の前は何度も通ったことがあるものの、中へ入ったのは初めて
ひっそりとした表からは想像できないくらい中はたくさんの人で、初春公演らしい華やかさもあった
ロビーには“にらみ鯛”・・・これは、さすがにレプリカだった、遠目には本物に見える
上方劇場の伝統の正月飾りの“にらみ鯛”は、戦前までは新春の風物詩として掲げられていた
その風習は途絶えていたものの、1985年の文楽劇場開館した初めてのお正月に復活したもの
舞台の上のところに設置された張り子のタイは全長3メートル、重さ約15キロ
客席の前のロビーは広々~
ソファがいっぱいあって、お弁当を食べたり飲んだりとゆったりとできる
演目は
○ 寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)
○ 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)・土佐将監閑居の段
○ 染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)・油店の段/蔵前の段
初めてなもので驚くことばかり
客席は平場のみ、二階席などはナシ・・・上から見ると足もとまでよく見えてしまう?
始まっても客席の照明は消えない・・・プログラムや、観劇ガイドなどを見ながら鑑賞できる
にらみ鯛の下の部分のスクリーンに字幕が出る・・・難しい言葉も理解できる(気がする)
隣の席のおばさまがビールを飲みながら見ていた・・・とても美味しそうだった
ただの人形なのに、操っている人が見えているのに、人形に見えなくなってくる
だんだんとその世界に引き込まれていく・・・
さすが!日本の伝統文化だと納得!!
これからも機会があれば行ってみたいなと思える体験でした。
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