Piacere・・・ピアチェーレ

ありきたりの毎日でもなにかしら昨日と違う一日です。
毎日、はじめまして・・・。

懐かしくて忘れられないもの。

2005-11-21 | 好きなヒト・モノ
昨日、実家からもらって帰ってきた私の荷物の整理をした。

まだまだ私の荷物が押入れの中にいっぱいあると母が言っていた。
結婚してすぐに東京の狭いマンション住まいだったので、預かってもらったものが多かったことを忘れてはいなかったけど放ったらかしにしていたんだな・・・。

その中から出てきたこの色紙。
高校時代の友人のコンチャンが書いてくれたもの。
彼女は絵を描くのが上手で、エルビス・プレスリーのファンで、背が高くて、とても頼りになる人だった。

授業中もよく絵手紙を回してくれていたわ。
コンチャンの絵が好きで詩が好きだった。


 私は でっかい
 くずかごに なりたい
 あなたの 胸が 悲しみで
 いっぱいになったとき
 私のところへ 半分
 お捨てなさい

 あなたの 心が 苦しみで
 やぶれそうに なったとき
 私のところへ 半分
 お捨てなさい

 私は でっかい
 くずかごだから
 あなたの 悩みを 受け取って
 それでも 決して
 ぐちは こぼさないでしょう


この色紙の裏には日付が書いてあって、高校の卒業記念でもらったものみたい。
なんせ、相当前だからね、記憶がこの日付でよみがえったわ。

裏に私へのメッセージが色紙いっぱいに書かれていて、もう一人の友達とドジばかりやらかしていたこと、早朝ボーリングが楽しかったこと、今日でお別れではなくまた“面会しよう!”とかいろいろ書いてあった。

卒業して道はバラバラだけど、いつでも会えると思っていた。
でも、そのままずっと音信不通・・・だった。

何年かたって、高校の同窓会名簿が送られてきた。
真っ先にコンチャンの住所は・・・って探したけど、なかった。

物故者のところにコンチャンの名前が載っていた・・・。

きっと天国で好きな絵を描いて、プレスリーに会って楽しく暮らしていると思うわ。
この色紙・・・飾っておくね。


   コンチャンの描いた自画像(頭のてっぺんがいつも立っていた・・・)
        

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