韓国ドラマ ラブレイン 19話 ②

　　　
19話　後半




「ジュンも来てたのか」

「・・・・・」

「今、帰りですか？」




「元気だったか？」




「元気にしてましたか？」

「ウン・・・」




もう行きますとさっさと行ってしまうジュン




頭を下げてジュンのあとを追っていくハナ






「父さん、毎日来てるの？」

うなづくハナ




「普通のデートってできないものね」

「そうだな」

「将来・・・いつかやろうね、いつか」

「そのときは、俺のこと、ハニーと呼んでくれる？」




うなづくハナ




うれしそうなジュン




ハナの肩を抱いて歩くジュン






ユニの家・本の整理をしているユニ


「ハナね？足音でわかる」




「足音で？」




「あとあとで必要になるかと思って、聞いてたの」

「・・・・・」


「お母さんの本だけど、図書館に寄付しようと思って・・・
読みたいのがあれば持って行ってね」




「取っておいたらいいのに・・・」

「もう読むこともないから」

「・・・・・」






ジュンが車まで戻るとイナが待っていた






ベンチに並んで座るふたり




「ユニさんとまた会っているが、誤解しないでほしい
私たちの関係をまた始めようか変えようかと思ってるんじゃなく
今は・・・こうするしかないんだ・・・」




「父さんにハナのお母さんの目のことを話したとき、そのことを考えました
もし僕だったらどうするか・・・ハナがそれを望むだろうか・・・
目が見えるうちにいっぱい思い出を作って
目が見えなくなってもそばにいて守ってあげたいと・・・」




「私は・・・そんなに多くは望んでいない・・・ユニさんがそうさせてくれないんだ
私たちはお前たちの重荷にはなりたくないんだ」

「父さんのことを理解できるなんて思っていませんでした
ハナを好きになってからは・・・誰かを好きになるという気持ちが分かると
父さんがどんなにつらかったか、理解できるようになりました
そして、父さんが僕のために自分の気持ちをあきらめてくれたときは
どんな気持ちだったんだろうかと・・・」

「・・・・・」




「父さん、長い間、すみませんでした」




（分かり合えたことに感無量なイナ・・・）






温室で水遣り中のハナのところにテソンがやってくる




「副園長はどこ？・・・ペク社長が来たから・・・
ソ・ジュンさんのお母さんが会いに来たみたいだから
お母さんが傷つくんじゃないかと思って・・・」




「・・・・・」　不安そうなハナ







カフェで向き合っているユニとヘジョン

ヘジョン「あなたの娘と私の息子・・・ありえないでしょう？
あの娘にはきついことを言うつもりはなかったけど・・・」




ユニ「娘に会ったの？」

ヘジョン「あなたに言わなかったの？、私のことが怖くないのね」

ユニ「ヘジョン！」

ヘジョン「あなたから彼女に言ってくれない！」

ユニ「ごめんなさい・・・でも、あの子たちのことには反対するつもりはないの」

ヘジョン「・・・・・？」

ユニ「あなたも私も、愛する人のために今まで苦しんできたじゃない
だから、あの子たちには同じ思いをさせたくないの
母として、あの子たちのことを認めてあげられないかしら？」





そこにテソンとハナがやってきた

一緒に行こうとするテソンを制したハナ「ひとりで行く」




ヘジョン「ジュンの父親がここに来ていること、知らないとでも思ってるの？
よくもまぁそんなことがいえるわね・・・母親としてですって？」


二人のところにきたハナ

「私の母に、どうしてこんなことをするんですか？」




ヘジョン「あなたこそなんなの？私たちは大人の話しをしているのよ」




ユニ「（ハナに）お母さんは大丈夫だから
（ヘジョンに）ヘジョン、もうやめて・・・二人を認めてあげて」




ヘジョン「なんですって？」

「こんなことはやめてください！・・・母は病気なんです
それを知ってて、あんまりじゃないですか」





ヘジョン「あなたはいつもこうね・・・
自分は知らないフリ、優しいフリ・・・そして、私は悪者になるのね・・・」


席を立って出て行くヘジョン
テソンがいることに気づき、振りかえってユニとハナをにらんで去っていく





ホワイトガーデン・2階

メールを読んでいるジュン





Meisell Studio（N.Y）からスタッフとしてのオファー依頼




いきなりテソンが部屋に入ってきた





ジュンの襟首をつかむテソン

「ハナから離れろ！ハナを守れないのなら消えろ！！」




「何をするんだ！」

テソンの腕を振り払ったジュン


再びつかみかかるテソン




「お前のせいでハナがどんなにつらい目に遭っているのか・・・わかってるのか？」




「・・・・・」

















ユニの家にやってきたジュン


「ごめんな」




ユニとジュン・ハナ




「すみませんでした、きょう・・・驚かれたでしょう？」




「心配しないで・・・お母さん、そんなにおっしゃらなかったから
お母さんと私は友達だから、あんな反応は普通のこと
あなたとお母さんの関係が悪くならなければいいんだけど
ハナにとってもいいことだから・・・」




ジュン＆ハナ「・・・・・」



「もうすぐ手術を受けることになってるの知っているでしょう？
うまくいくと思ってるけど、そうでなかったらハナの顔が見られなくなる
だから、あなたがいてくれてありがたいの」

「・・・・・」

「あなたはハナを幸せにしてくれる・・・お父さんと私のことは心配しないでね」

「・・・・・」

「何を言ってるの、お母さん」




「あなたたちは自分たちのことだけ考えて・・・」


ジュンとハナの二人を見て微笑むユニと、言葉がないふたり・・・







外に出てきたふたり


「何を考えてるの？」

「もう帰れよ」

「一緒のときは他のことを考えない・・・でしょ？」

ハナに向いて「俺・・・言いたいことがあるんだ・・・」





ハナを抱きしめて、耳元にささやくジュン

「・・・サランヘ・・」




「何て言ったの？」

「想像して・・・」




「なんて・・・？」

「ヒント・・・あげよう・・・、三文字」

「（わかっているのに・・・）わからないわ」



「お母さんを大切にして・・・手術の日に会おう
その日にお前に言うことがあるから」

「なに？・・・今は言えないの？」





「その日に話すよ・・・」















ヘジョンの家・荷物を持って階段を下りてくるジュン




気づいたヘジョン

「ジュン！・・・本当に出て行くの？・・・あんな子のせいでこんなことするの？」





「母さん、少し離れる時間が必要なんだ、ハナのためじゃなく母さんのために・・・
いや・・・僕たちのためかな・・・」




「ジュン・・・」

「母さんとは感情的にならずに穏やかに話したいんだ、ケンカもしたくない
しばらくスタジオにいるから、でも、どこか他を探すから・・・




出て行くジュンをただ見送るヘジョン






ホワイトガーデン・2階に来たジュン




ソファにすわり、ハナのいた部屋を見る





ハナと過ごした楽しかった日々・・・





携帯を取り出して、＜ルルル＞・・・ためらうジュン









ハナのところにきたテソン



「待ってればお前が俺のところに来ると思っていた
でもお前がこんな目に遭っていて、もう待っているわけにはいかない
俺を好きになって楽になれ・・・そうできないか？」




「先輩のことが本当に好きだった、幸せだった、ありがとう
幸せでなくても悲しくても、ソ・ジュンさんと一緒にいることにしたの
ソ・ジュンさんのことを愛しているから・・・」




「そ～か・・・わかったよ」




「・・・・・」







③につづく・・・









あともう少しなんだけど、できたところまでアップします

つづきをお楽しみに・・・・・・・

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