羽生二冠対久保八段。
後手になった久保さんが
ごきげん中飛車に振れば、
羽生さんはまたまた超急戦を誘う。
誘いに飛び込む久保さん。
なんという根性。
思うに、横歩取り8五飛戦法などもそうだが、
序盤から殴り合って即終盤へ、という超急戦には、
将棋の一部分でもいいから解明できるかもしれない、
という可能性を感じさせるという点で、
一部のプロ棋士の心を刺激するロマンがあるのかもしれない。
しかし、ここで勝つと負けるとでは、数百万円の収入の差になる。
わざわざこんなところでロマンを追わなくても・・・
というのは、わかっちゃいない素人の感想なのだろう。
ほんとうに偉い人たちだ。
将棋のほうは、▲9六角のある佐藤新手を避けて、
奇しくも、1年前の渡辺-久保戦
(同じ、棋聖戦挑戦者決定戦)と同じ進行へ。
この戦いは終盤、久保さんに錯覚があって負けている。
当然、十二分に研究してあるはずだが、
羽生さんは恐れも見せずに淡々と指し進み、
久保さんが錯覚した局面へ。
ここで、久保さんが渡辺戦の感想戦の
とおりに手を変えた。
ほとんど時間を使わずに指しているからには、
詰みまで研究されているのだろうが、
羽生さんは大丈夫なのか???
素人には全く形勢不明な
ぎりぎりの局面が続く。
しかし、結局、最後に勝ったのは羽生二冠だった。
強すぎる・・・
他の棋戦も勝ち進んでいるし、
また日程が過密になってしまい、
名人戦に差し障りがあるのでは?
というのがファンの心配。
そういえば、大和証券杯は、
渡辺-羽生のプラチナカードが、
羽生さんの操作ミスで時間切れ負けになったらしい。
連勝がとぎれたのは残念だが、日程的には良かったかも。
練習する時間の無い羽生さんらしいご愛嬌、とも言える。
Yahooニュースのトップにもなったらしいし、
大和証券としてはいい宣伝になったのでは?
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