iPhoneのゆくえ（その２）

しばらく見ていなかった
中島聡さんのブログを読んだら、
なにやら、増井さんと一緒に
iPhone 上の SNS アプリ開発に萌えられている様子。

残念ながら個人的には SNS にはまだ？
あまり興味が無い。

池田信夫さんがさんざん言うように、
ほぼ実名の SNS の発展が、ネット社会の健全な姿、
なのだとは思うのだが、
どこか会員制クラブみたいな感じもして、
なんとなく体質が合わない。

そういう感じ方が、最初から
負けているのだろうが・・・

それはともかく、中島さんがここまで入れ込む
iPhone がどうなってゆくのか、
iPhone に対する興味がまた少し増した。

個人的には、Google が無くなると困るが、
現在の Mac が世の中から無くなっても別に困らないのだが、
PCの歴史における Mac の役割が
偉大であることには何の文句もない。

iPhone がモバイル情報端末において、
PC における Mac のような存在になるのかどうか。

Palm や Clie のように、
最終的には消えてゆくのかどうか。

そこが勝敗のラインだ。

モバイルの情報アクセス端末には
絶対的なニーズがある。

これは間違いない。

電車の中で、
男の人は携帯でゲームをしたりニュースを読み、
女の人はメールを読み書きしている。

私も、通勤電車で居眠りしている間に、
仕事をしたり、楽しいコンテンツを
視聴したりしたいと思う。

（とはいえ、居眠りしていたいような気もするが）

しかし、結局のところ、
情報入力が最大のネック、
というのが現状だと思うのだ。

（もともと電話とは思っていないので、
電池はまあ、毎晩充電でOKなら許容範囲と思う）

モバイルデバイス上で
PCのキーボードと同程度に
効率的に入力できる方法が
存在していない。

それどころか、増井さんを始め、
多くのとびきり優秀なインタフェース研究者が
これだけいろいろなアイデアを出しているのにもかかわらず、
リソースが豊富なPC上においてさえ、QWERTYキーボードが、
依然として情報入力における圧倒的なシェアを占めている。

iPhone においても、そこのところに
ブレークスルーがあるようには見えないのだが、
果たしてどうなのだろうか？

中島さんｘ増井さんのアプリも、
SNSと言うからには、
かなりいろいろな情報を入力することを
想定しているのだと思うので、
そのへんはとても楽しみだ。

SNSを使ってギンギンにチューンした
予測入力方式（意味不明）？？？とかが、
搭載されると嬉しいのだが。

そういえば、Dasher
はどうなったのだろう？
と思ってHPに行ったら、
プロジェクトはまだ続いているようだ。