昨年末から 3月14日までやっているのだが、
会期が長いと思ってうっかり行きそびれないように
早めに行ってきた。
メインは、3点のフェルメール。
「手紙を書く女」(1665-66) ワシントン・ナショナルギャラリー蔵
「青衣の女」(1662-65) アムステルダム国立美術館蔵
「手紙を書く女と召使」(1670-72) アイルランド・ナショナルギャラリー蔵
毎日7時まで、金・土は夜9時までやっているのだが、
夕方5時過ぎに入ったら、会場はがらがらだった。
7時近くになるとさらに人が減り、
3点のフェルメールが飾られている部屋に
観客たった一人という至福の状態に。
3点ともに、何度も繰り返し見返して、
たっぷりと堪能してしまった。
特に「青衣の女」は、修復後世界初公開とかで、
確かに、以前にアムステルダムで見たときよりも、
全体に明るく、青色や壁がきれいになったと思う。
「手紙を書く女と召使」は、2008年のフェルメール展
でも見たが、何度見ても空間の透明感に惹かれる。
「手紙を書く女」は、ずっーと以前に
ワシントンのナショナルギャラリーで見て以来、すごく久しぶり。
今回は、こちらを向いている主人公と至近距離で目があった。
「浮遊する光」が存分に楽しめる。
記憶の中よりももっと良い作品だった。
3作の中では「青衣の女」が
ラピスラズリを多用していて、
一番フェルメールらしい作品だろう。
青色の衣、椅子だけでなく、
壁や壁掛けの棒などにも
ウルトラマリンブルーが使われていて美しい。
ただ、顔の部分が地図と重なって
しまっているのがちょっと残念なのだなぁ・・・
その他には、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーン、
テル・ボルフ、デ・マン、ファン・ミーリス、などの
オランダ人画家の作品が並ぶ。
ピーテル・デ・ホーホの2点も
静かで暖かくて、なかなか良いものだった。
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