仕事が終わった後の夜の回だったので、観客は少なく、
ど真ん中近くの席でゆったりと見ることができた。
劇場だから音響もしっかりしている。
Perfume ファンなので、終わった後の挨拶も含めて
とても^2 楽しめた。Reframe のライブを観ていないファンは
絶対映画館で楽しむ価値がある。
が、客観的に見て、
ファンでない人にも薦められるかというと、
ちょっと微妙。
技術的にすごいことをしているし、
十分にかっこいいのだが、なんというか、
「すげぇ!」とまでは感じられなかった。
音楽にあわせて背景の映像が変わる、
だけとの違い、人の心への働きかけの違い、
がわかりにくい・・・
こう言うと酷いのはわかっているのだが、
もう1ステップ
「これはすごい!!!、全く新しい!!!」
と感じられるようなものがあると、
ファンでない人にも薦められるのだが。
もう一つは、全体としての物語、が
今一つ感じられなかったこと。
いちおう、Perfume の歴史を追った構成にも
なっているのだが、公演や PV の歴史などだけでなく、
アートとしての進歩、みたいなものもあるはずで、
それも踏まえて、エレクトロなポップが
次にどこに行くのか?
Challenger なのはもちろん認めるのだが、
チームがどこを目指して Challengeしているのか?
がもう少し感じられると、
もっとぞくぞくしたかもしれない。
とても贅沢な望みなのだが、
どうすればいいのかなぁ・・・
その場に、何か、特別なもの、非日常的な、
稀有ななものが降りてきて、
共有されることが重要なのだと思うのだが、
神がいれば楽だったのかもしれないが、
神はもういないしなぁ。
Perfume 的には、エロスとか、暴力とか、
死の方向にも行きにくいから、
「楽しさ」なのだと思うのだが。
方向性としては、宝塚が参考になるのかなぁ・・・
あとは、縁日?、花火?
曲の一つ一つを、縁日の屋台、ダンジョンの部屋、
ゲームのステージのように位置付ける??
ワクワクするような楽しさの降臨と共有。
さて、次は、9/21 “P.O.P” Festival だ。
その前にもう一度、Reframe を
観にゆくかもしれないけど。
ちなみに、画面は、舞台の全体や
俯瞰の映像も多いので、
前のほうの席で観るのがお薦めだと思う。
追記:
こちらの感想にある文がちょっと印象的だった。
> 本公演も、何もない舞台に突如デジタル空間が現れて
> そこからPerfumeの三人が現れる。
> 目くるめく世界を見せつけた後、最終的に舞台は空っぽの箱になります。
> 一夜の夢だったかのような、キツネにつままれたような体験に、
> 余韻はいつまでも残り続けます。
そうそう、こういうのがいい。
「目くるめく世界!」
昔々観た、如月小春さんの「ロミオとフリージアのある食卓」で、
登場人物をマネキンのように運び込んで、立たせるところから
舞台がスタートして、ラストも運び出して、空になって終わる、
という演出があったように記憶しているが、
なんか、そういうのもいいかもしれない。
> 最後の曲で、一切の舞台装置やデジタル演出を排除して、
> 背景すらない舞台でただ歌って踊る3人の姿がとても印象的です。
うーん、そうだったのか・・・
最後の曲は、Challenger だったと思うけど、
なんか、巨大なミラーボールを使ってたような気がするけど、
良く憶えていない・・・
やはり、もう一度観ないと。
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