羽生、名人奪取、祝十九世永世名人資格獲得！

今日はニュースの多い一日だったが、
将棋ファンにはなんといってもこの話題。

羽生ファンにとっては
待ちに待った羽生さんの名人復位。

ここ一番で、よくぞ勝ってくれた。

日本中でたくさんの人が
勝利の美酒に酔うことだろう。

これで十九世永世名人の資格も獲得し、
永世資格は歴代最多の6つ。
永世七冠まであと竜王位一期を残すだけとなった。

これで竜王戦も勝ち上がって、
渡辺竜王との初代永世竜王を賭けての対戦となれば、
七冠フィーバーの頃のような盛り上がりになるだろう。

将棋界にとっては願っても無いことだ。

森内名人が快勝した第5局の流れを断ち切って、
なんとかここで決めたい大勝負となった本局も、
今シリーズのテーマである相懸りとなった。

名人が8二飛と飛車を引く趣向で攻めを促せば、
挑戦者はそれに答えて4五銀と踏み込む。

しかし、その後は、押すと見せて引く、
引くと見せて押す、という
難解な中盤の駆け引きが続いたが、
途中、名人のちょっとした手順前後らしきものもあり、
羽生二冠が万全の布陣を固めて優位に立つ。

そして、最後は、4五桂、5三桂成から
一気に決めた。

僅差のリードを保って一気に勝つ、
強い羽生、の勝ち方だった。

いやー、よかったよかった。
本当によかった。

木曜日には王位戦の挑戦者決定戦、
さらに土曜日には棋聖戦の第2局と、
ほんとうに息をつく間もないが、
ゆっくりとお休みください。

森内名人もほんとうにお疲れ様でした。