身の回りの物を整理している。
「断捨離」というほどではないが、
物があふれて困るので、
少しすっきりしたくなったのだ。
しかし、整理し始めると、
次々と懐かしいものが出てきて、
全然進まない。
どうも「懐かしい」という感情に弱いのだ。
なので、これを捨ててしまうと、
もう懐かしさに浸れない、と思えて、
なかなか捨てられない。
「懐かしさ」を感じることによって
得られる快感が人並みよりも大きい
のではないだろうか?
* * *
そもそも「懐かしさ」というのは
脳のどこで感じているのだろう?
音楽と懐かしさに関する研究などはあるようなので、
解明されているかもしれない。
首都大東京には、こんな先生もいて、
Oba K, Noriuchi M, Atomi T, Moriguchi, Kikuchi Y:
Memory and reward systems coproduce ‘nostalgic’ experiences
in the brain. Social Cognitive and Social Neuroscience (SCAN),
2015 (impact factor = 7.372, 5-year impact factor =7.332)
という「まさに!」の論文を書かれている。
それによると、懐かしさを感じているとき、
記憶をつかさどる海馬と、報酬・快感をつかさどる
腹側被蓋野、黒質、線条体などがともに活性化するらしい。
これだけだと、まぁ、あたりまえといえばあたりまえだが、
それが fMRI で検証されたということのようだ。
で、このあたりの脳というのは、大脳皮質よりも古い動物脳で、
やはり自分は人間よりも動物に近いようだ・・・
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