というか、同居人が見ているのを横目で見た。
深く愛するがゆえの悲しみに溢れたドラマだ。
福永武彦さんの「風のかたみ」を連想した。
見ていたら、
愛は人を不幸にするのだろうか?
この世において愛は成就しないのだろうか?
などとまた考えてしまった。
愛するべき人、ものごと、を
愛するべきときに、愛する
たったそれだけでよいのだが、
それがなんとも難しいのが現実世界。
特に、愛するものたちが相互にいがみあうのは最悪だ。
そんなものを愛するのが悪い?
愛の質が悪い?本当の愛で包めば融和するはず?
しかし、人の愛には限界があり、
他人を変えることなどなかなかできない。
しかしこれでは、なんともつまらない結論だ。
なんとかならないものか??
* * *
あまり多くを愛そうとし過ぎるのがいけない?
仏陀は「愛するな」と言った。
しかし、愛することなしに、
生きる意味はあるのだろうか?
愛するべきものは、世の中にこんなに
満ち溢れているというのに。
「草の花」の藤木忍は
「愛するというのは選ぶこと」と言った。
あー、またわからなくなってしまった。
頭で考えすぎている。
いつまでもあれこれ評論するのではなく、
これと決めて、できることだけに集中してそれをする。
そういうふうに生きられればよいのだが、
結局、浮気者過ぎるのだろうか・・・
青空文庫で、里見の「多情仏心」でも
読んでみようかなぁ。
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