「阿修羅展」を見た。
「阿修羅展」という名前だが、
阿修羅像以外にも、
八部衆や十大弟子の多くも展示されていた。
まずはそこをゆっくりと見て回る。
ガラスなど無しで、
かなり近くまで寄れるのは素晴らしい。
どの像も素晴らしいが、
八部衆では、
沙か羅、五部浄、
十大弟子では、
富楼那に惹かれた。
そしていよいよ、阿修羅像との対面。
緩やかなスロープのトンネルを進むと、
少し高いところから見下ろすように
阿修羅像が見えてくる。
そこから見ている人も多いが、
ちょっと遠い。
フロアに下りてゆき、正面に回って、
少し下から見上げる形で見る。
影が出ないように
全方向から照明をあてられた像が、
黒い背景から浮き出すように輝いている。
興福寺でガラス越しに見るのとは
全く印象が違う。
これは・・・
圧倒的なオーラを感じて、
一瞬にして引き込まれた。
しばらく阿修羅との対話を堪能してから、
さらに像の近くに行く。
最前列はかなり混雑していたが、
なんとか列に入って、ゆっくり進みながら
360度、間近から眺めることができた。
これは至福・・・
まさに眼福だ。
照明が変化すれば、
いろいろな陰翳が出て、
それも面白かったかもしれないが、
それを望むのは贅沢だろう。
久しぶりに?よいものを見た。
6月までやっているので、
もう一度くらい行きたい。
平日の夕方4時頃がお勧めらしい。
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