日々の寝言~Daily Nonsense~

売れるものと売れないもの

売れるものと売れないもの、
その境目はどこにあるのか?

趣味で絵を描く。
趣味で作曲する。
趣味で小説を書く。
趣味で草野球する。
趣味で将棋をする。

しかし、それでは、甲子園には出られない。
ましてや、プロ野球の選手にはなれない。
それでお金を稼ぐことは、なかなかできない。

売れるためには、
どこかで「突き抜けていること」が必要だ。
最低でも、日本全国レベルで目立たないと、
そこにつく需要はとても限られる。

精密さ、アバウトさ、どちらの方向でも良い。

凡庸さにおいて突き抜ける、という方向すらある。

しかし、それは逆に、針の穴を通すように難しい。
完全に自分を滅してしまわないと、
どこかで自分の色が出てしまう。
そうすれば、非凡な凡庸さ、ではなくなってしまう。

そもそも、情報コンテンツは供給過剰になっている。
過去に遡って、膨大なコンテンツが蓄積されているのだ。
もう新しいコンテンツなんていらないのかもしれない。

だから、コンテンツを作ることでお金を稼げるのは、
ごくごく一部のコンテンツ製作者だけだと思う。
一発あたれば大金持ちかもしれないが、
競争はものすごく激しい。

自分の書いた携帯小説がヒットする確率なんて、
宝くじ並みかもしれない。

自分でコンテンツを作る仕事よりは、
コンテンツと人をつなぐ仕事のほうが需要は大きい。

「人をつなぐ」部分で、ある個人のある状況に即した
サービスが必要になるので、状況の数だけ需要がある。

いずれにせよ、デジタル複製できないサービス、
コンテンツを提供してゆかない限り、
お金を稼ぐのはなかなか難しい時代のようだ。
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