日々の寝言~Daily Nonsense~

ピアノの音色についての考察(1)

ピアノの音色について
少しずつ調べている。

楽器の違いによる音色の違いではなく、
同じ楽器の同じ音でも、
打鍵のしかたによって音色が変わる、
音の飛び方、遠くまで届くかどうかが変わる、
ということについて。

音の強さは同じと仮定した場合に、
弾き方による音色の違いに
影響する要因としては
1)ハンマーと弦の接触のしかた
2)指が鍵盤に当たるときの音(雑音)
3)鍵盤が底に当たるときの音(雑音)
が考えられるらしい。

このうち、2)の影響は
あまり大きくなさそうだ。

3)の影響が意外と大きいという説
もあるようで、これは、
鍵盤の底を打たないように意識する、
といった奏法とも関連がありそう。

弾き方と一番関係しそうな
1)に影響するのは、
打鍵時と離鍵時の速度の変化だろう。

打鍵時の速度によってシャンクが少し変形して
ハンマーの弦への当たり方が微妙に変わる
という説もある。

打鍵した後のフォロースルー的な
指、手、腕、肘などの動きが影響する
という説もあるが、物理的には、
ピアノのハンマーは鍵盤と
くっついているわけではなく、
打鍵の瞬間にはフリーになっていて、
打鍵したらすぐに重力で
弦から離れるように作られている。

したがって、フォロースルーが
音色に影響するとすれば、そうした
フォロースルーを意識することで
打鍵までの動きが変わるからだろう。

これはテニスやゴルフでも同じで、
フォロースルーの動きを意識することで
インパクトまでの動きが変わる。

ただし、ダンパーの動きは鍵盤の動きと
直接的に関係していそうなので、
ダンパーを通じて
離鍵時の動きが影響している
可能性はあるのかもしれない。

いわゆるタッチによる
音色の変化は幻だ、
という説もある。

もう少し継続的に
調べてみたいが、
グランドピアノが
欲しいなぁ・・・
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