岩波文庫(中村元訳)を買って 少しづつ読んでいる。 ブッダの発言集なので どこからでも読めるのは良い。 読んでみて驚くのは、 内容がプラグマティックなこと。 あらゆることを慎め 快楽にふけるな 嘘をつくな 愛するひとをつくるな 他人の妻に近づくな ・・・ 涅槃とか、悟りとか、解脱とか、 そいういう神秘的な雰囲気は ほとんど感じられない。 案外そんなものなのかもしれない。 宗教が発展してゆく過程で、 瞑想や神秘的なものが加わってゆくのは、 どうしてなのだろうか?