変化を好む人と変化を嫌う人

ちきりんの"社会派"でいこう！から。

あいかわらず文章がうまいのだが、
内容についてはいつもながら微妙なずれを感じる。

「変化のワクワク感を経験したことがあるか否か」はそうなのだが、
小心者の私に言わせれば、それ以前に、
そもそも変化をワクワクと感じられるか否か、があると思う。

たとえて言えば、スキーでコブ斜面を滑るのを
楽しいと感じられるか否か。
足元がふらふらする波乗りを
楽しいと感じられるか否か。

小心者にはこれがなかなか難しい。

変化しているということは、
何らかのエネルギーが働いているということだから、
それにうまく乗って、その力を利用する、
ということを考えるほうが結果は良いのだろうが、
足元がぐらぐらするだけで不安になって、
何も考えられなくなる人もいる、ということだ。

それを変えるのは、高所恐怖症を治せと言うのと近いことで、
そんなに易しいことではない。
いきなり変化を経験させたりしたらトラウマになりかねない。

少しづつ、小さな変化に対応することから
馴らしてゆくしかないと思うが、
今の世の中、そんな時間も余裕も、なかなか無さそうだ。