日々の寝言~Daily Nonsense~

連体責任と個人責任

桐生一高の甲子園出場が話題になっている。

開会式直前になって、2年生?の野球部員が
強制わいせつで逮捕された。

慣例的には出場辞退だが、桐生一高は、
他の部員とは関係ない個人の犯罪ということで、辞退せず。
高野連もそれを追認した。

世間の意見は分かれているようだ。

A)純粋に個人の衝動的な犯罪で、
 他の部員はほとんど何もかかわっていないのだから、
 辞退する必要はない。負い目に感じる必要もない。
 関係ない犯罪で辞退させたら、かえって遺恨が残る。

B)高校野球は教育の一環、野球は団体競技で、
 今回の犯人が甲子園出場者だった可能性もあるのだから、
 連帯責任で辞退すべき。
 教育的効果からも辞退すべき
 被害者の心情を考えれば当然辞退
 出場する選手もすっきりしないのではないか?
 過去の判断とも一貫しない。

この二つを両極端として、監督は処分すべき等々、
いろいろな意見が出ている。

自分的には、
部員が組織的にかかわったので無い限りは、
連帯責任を問うのはどうかなぁ、と思っていたので、
今回の判断が普通であって欲しい気もするのだが、
過去の基準とずれているのは確かで、
そのあたりはきちんと説明するべきだと思う。

監督や部長も、監督責任はあるにしても、
野球に関することでの事故や不祥事ではないので、
厳密には責任の外のような気もするのだが・・・

なんでもかんでも責任とって辞任だ、
というのは逆に責任範囲を不明確にしていると思う。

学校としては、生徒の生活指導も責任範囲なのだから、
被害者への真摯な謝罪と贖罪が必要だろう。

それはともかく、桐生第一って、一見
公立みたいな名前だけど私立なのだ。
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