吉岡里帆さんがパーソナリティのラジオ番組に
米津さんが出演した回(2017/10/29)。
米津さんの柔らかい低音の声と落ち着いた話し方に、
吉岡さんがどんどんシンクロしてゆくのが
なんとも美しい。
実名で活動するようになって
環境が変わった、という話のところで、
「変わっていくことに対して戸惑いとかありますか?」
「うーん、戸惑いか・・・
でも、変わっていかなくてはいけない、と思いながら
ずっと音楽作っているんで、
なんか、おんなじことやっててもつまんないし、
ずっと一人でやって、
一人でずっと自分の井戸を掘りながら、
あ、水出たぞって言いながら、で、その水につかって、
あ、また出なくなった、掘るぞっ、ていって、掘り進んでいって、
最終的にたどり着くのって、硬ったい岩なんですよね。
岩盤にたどりついて、自分持っているスコップだけじゃ
とうてい掘り進められなくなって、
じゃぁ、ってあたりを見渡したときに
すごいところまで掘り進んでいて、もう一人じゃ抜け出せない
っていう、そういう感覚になったことがあって、
で、やっぱ、そのままいても、つまんないじゃないですか。
だから、いろんな人間のなんかエッセンスとかを
こう、自分ものにしながら、遠くのほうに、
どんどん変わってゆくっていうのが
なんか、一番美しい在り方なのかな、と
今そんなふうに思っていますね。」
「(環境が変わっていく中で)、
でもそれでも、これだけは変わらないぞ、
とか、これだけは変わりなくないなっていうような
核の部分はありますか?」
「核の部分・・・
普遍的な音楽が作りたいですね。
普遍的、ていうか、ポップな音楽っ、
て言ってもいいんですが。」
「みんなの心に触れることができる」
「だからまぁ、日本ていう国があって、
みんなの心の奥底に流れている、
みんな誰しも持っているもの、
って、どっかにあるんじゃないかな。
まぁいろんな多様性ありますけどね、
でもそん中でもまあ、なんか共通するような、
どっかで懐かしいと思えるような
なんかものがあって、そういう
あやふやでかつ美しいものを
ちゃんと射抜きたいなっていう、
それはずっとそこにあるかもしれませんね」
他に、「ルーブル No.9」の話や、
灰色と青、ブルックリンスタイルへのリフォーム、
ソファーが一番好きな場所、
ポンジュース最強、などの話も楽しく聞ける。
片岡義男さんと温水ゆかりさんの
「気まぐれ飛行船」を思い出した。
他の回も含めて、このラジオ番組を聴いていると、
吉岡さんは、教養豊だが、ちょっと「いい子」過ぎて、
そのあたりが主演女優としては
弱いのかもしれない、と思った。
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