今回のような技術が、今後、
AI 技術などと融合してゆくと、
さらにいろいろと面白い作品ができそう、
ということだ。
既に考えられているのだろうが、
インタラクションの幅がかなり広がる
可能性があると思う。
ユーザのアクションに反応するだけでなく、
その結果のリアクションもセンシングして、
ユーザ適応してゆくことなどもできるので、
気持ちの良い、病みつきになるインタラクション
みたいなものがその人ごとにあわせて
提供されてくるのではないか?
今回の展示の中では「ランプの森」
などで、その可能性を感じた。
立つ位置によって、
光るパターンが変化するのだが、
色や明るさ、明滅パターンなど、
他にも制御できるパラメータがある。
ちょっとしたしぐさで、
たとえば全部の色が、スゥーっと
変わってゆき、その波が相互に干渉して砕けて、
いろいろなパターンが生まれる、
みたいなことになると、
かなり気持ち良いのではないかなぁ。
メイン展示の一つになっている
大きなデジタルの滝も、
人の動きに応じて流れが変わる、
などがあると楽しそうだと思う。
最終的には、人間の意図通りに動くのではなく、
意図していないが気持ちが良いように動く、
というところに行けるのではないかと思う。
それは「ソラリス」の海のような、
人間とは違う、相互理解はできないが、
しかし、何かしら知性を感じさせるアート、
のようなものになってゆくと、面白いなぁ・・・
技術的には既にできるはずで、
あとはコストと効果の兼ね合いではないか?
そうやって、デジタル世界に没入して遊ぶ部分が
どんどん増える、というのは、
安価なセンセーションという意味では、
ちょっとディストピア的なイメージもあるのだが・・・
そういえば、昔、ロボットでそういうのがあったなぁ、
と思って検索すると、
岡田美智雄さんという方のインタラクティブなロボットだった。
最近は「弱いロボット」という概念を
提唱されているらしい。
実体があっても、仮想でもいいが、
両方繋がっていると、さらに面白そうだ。
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