日々の寝言~Daily Nonsense~

AIビッグ対談 藤井聡太叡王 Ponanza開発 山本一成CEO

AIビッグ対談 藤井聡太叡王 Ponanza開発 山本一成CEO


Ponanza を開発した山本一成さんと
藤井七冠との対談+質問応答

質疑が半分くらいあって
その部分が面白かった。

藤井さんが、
「八冠を意識し過ぎると
それがだめだったときに良くないので、
チャンスは活かしたいが
あまり意識し過ぎないようにしている」
というようなことを言われていた。

藤井さんが現在使っている PC の CPU は
AMD から提供された
AMD Ryzen™ Threadripper™ PRO 5995WX
ということだ。

CPU だけで
100万円超えている!

GPU はどうなのだろう?
誰か突っ込んで
欲しかったところ。

最後の質問では、藤井さんの指し手が
AI を戸惑わせることがある、
ということが取り上げられている。

それは確かで、山本さんも、
「”場合によっては”そういうことがある」
と認めているが、それを「AI超え」
という見出しにしてしまうのは、
気持ちはわかるが、ちょっと
ミスリーディングかなぁと思う。

全体的には、今戦っても
AI がほとんど勝つと思うので。

とはいえ、観てみたい気もする。
AI 側の思考時間でハンデをつければ
おもしろい勝負になるかもしれない。
(公式にはやらないだろうけど)

藤井さんの最後の答えで、
子供の頃からの読みのトレーニングの上に、
AI を使った形成判断の利用がある、
と言っているのは至言だ。

以前に、羽生さんが、
AI は(将棋学習のための)高速道路だ、
という比喩をしたが、
高速道路でどれだけスピードを出して
遠くまでゆけるかは、
そこに入る前の一般道での
運転技量や車の性能によるわけで、
それが、なぜ、藤井さんだけが
ここまで強くなってしまったのか、
をよく説明していると思う。


自動運転スタートアップの
TURING についても、
もっといろいろ質問して欲しかったが、
来ている記者の方は
将棋担当だったりするのだろうから、
まぁしかたがないのだろうか・・・

それに対して、最後の最後、
対談風景の撮影のときに、
藤井さんが貪欲に、しかも、
AI の本質的な問題である「フレーム問題」
=ある状況における重要な情報の選択、
についてしっかり質問しているのは
さすがというかなんというか。

その部分も含めて
公開してくれているのも
ありがたい。
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