文美士と書いて「ふみひこ」と読む。 新書一冊で古事記から創価学会に至る 日本の宗教史を語ってしまおうという 超野心的な試み。 著者の博学ぶりがすごい。 日本人の「古層」と言うと、まずは 八百万の神というか、 森羅万象に神性を感じる精神構造、と思うのだが、 その上にダイナミックに展開される、 政・仏・神の流れが描かれている。