劇的に良くなったとは言えない。
なんといっても、スタインウェイの
コンサートグランドを
1音ずつ、20段階の音の大きさで
丁寧にサンプリングして作られた至高の音源、
ということでかなり期待していたのだが、
私の耳には、元の PX-160 の音源と、
それほどは違わないように聴こえる(泣)。
まぁ、私の耳が悪いのだろう。
いちおう音楽はいろいろと聴いているが、
年齢なりに高音は聴こえにくくなっているし、
そもそも信号処理のプロの耳とは
全然違うのは自然なことだ。
もちろん、聴いていて違いはある。
特にヘッドフォンで
聴きながら弾いていると、
Ivory II のほうが
自然で豊な響きが感じられて
弾いていて気持ちが良いし、
強弱の表情もつけやすく感じる。
しかし、こちらのほうが
圧倒的に良い、とまでは言えない、
ということだ。
逆に言えば、PX-160 の音は、
エントリーモデルながら
かなり頑張っている、
ということなのだろう。
というわけで、電子ピアノの音の改善
という意味では、投資したお金と時間の割に
得られた成果が小さかった感じはあるのだが、
しかし、今後、DTM などにも発展してゆく
基盤が整ったという意味では、
なかなか意義深かったと思う
(ということにしておく)。
それから、Ivory II のほうは、
まだ全くチューニングしていない
状態なので、これから、
ベロシティカーブや
アタックや減衰の速さ、
リバーブの強さなどを
いじってみると、もっと
良くなるのかもしれない。
ただ、これもやりだすと
大変そうで、時間のあるときの
お楽しみに取ってある状態。
Frieve-A さんの他の動画では、
Ivory II 以外のピアノ音源も
いろいろレビューされていて、
特に、フランス MODARTT社の
Pianoteq という音源は面白そうだった。
モデリング方式ピアノ音源 Pianoteq 8の音質検証と音色編集機能の紹介
これは、PCM 音源全盛の現在、
あえて、合成のモデリング方式に挑んでいる
というもので、上の動画では、
まだ少し否定的だったが、Frieve-A さんも
言っているとおり、今後、流行りの生成系の
Deep Learning などと組み合わせられてゆくと
いろいろ面白いことがありそうだ。
さて、ピアノの練習をしないと。
最新の画像もっと見る
最近の「ピアノ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事