交響曲以外の曲は
あまり知られていないが、
ピアノ独奏曲もいくつか残っている。
前にも少し書いたかもしれないが、
最近、あらためて
白神典子さんの演奏を聴いていて、
弾きたいなと思う曲があった。
1つ目は、幻想曲。
ブルックナー:幻想曲 ト長調(1868)白神 典子 2000
2部構成で、第1部は、
左手の三連符の和音がベースの
ゆっくりとした曲で、
和音の進行が少し交響曲を思わせる。
右手は八分音符なので、
ポリリズムの練習にも
適していると思う。
第2部は、対照的に軽快な
楽しい音楽になっている。
主旋律は、ラッパが山に響くような
印象を受けた。
緩急のバランスもあって
発表会でも使えそうな曲だが、
第2部がそれほど盛り上がらずに
割と普通に終わるので、その後に
第1部をもう一度繰り返して演奏して
静かに終わるというのもいいかもしれない。
楽譜を検索したら、
こちらのサイトで
無料で配布されているのを見つけて、
ダウンロードさせていただいた。
ありがとうございます!
簡単な解説もあって、
> この曲はピアノの教え子であった10歳の少女のために
> 作られたと言われており、そのためシンプルで
> わかりやすいものになっているのでしょう。
ということだ。なるほど。
ピアノを教えたりもしていたのか。
2曲目は、思い出(Erinnerung)という小曲。
ブルックナー:思い出(1868頃)白神 典子 2000
こちらは終始ゆっくりと
物悲しい思い出にふける感じの
しっとりとした曲だ。
メロディーは同じだが、
前半はシンプルな伴奏で、
後半はアルペジオのちょっと
豪華な感じの伴奏になっている。
昔の華やかな頃の思い出にふける間に、
感情が盛り上がってしまった
という感じだろうか?
こちらも、上と同じく、
簡単胃腸楽譜屋さんが
楽譜が無料で配布されている。
感謝しかない。
> ブルックナーのピアノ曲の中では比較的難度が高い部類に入ります。
> 特に後半は6連符のアルペジオが広音域にわたり、
> 運指を工夫しないとスムーズに弾けません。
> 5連符や装飾音符との組み合わせもやや難しいところで、
> それぞれの音が入るタイミングを
> 把握しておく必要があります。
> しかし全体的には中級程度だと想います。
確かに、後半のアルペジオを
きれいに弾くのは
なかなか大変そうなので、
個人的に楽しむのによさそう。
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