個々の音の音色以外に、
1)音が出るタイミングをあわせる
2)和音の中での音量を調節する
という課題がある。
1)については、
いくつか動画を見ていたら、
「弾く前に鍵盤に指を置く」
ことが重要ということがわかった。
鍵盤から離れた高さから
指を落としてゆくと、
どうしても黒鍵が先に触れるので、
そちらの音が先に出てしまう。
そうではなくて、
鍵盤に指が降れた状態から
スタートすれば、
ストロークはどちらも同じなので、
同じタイミングで音が出る。
あたりまえのことだが、
高いところから
手を落とした勢いで
強い音を弾いていると
これはできない。
鍵盤に指を置いた状態から
どうやってきれいな強い音を出すか、
というのが次の課題になり、
それが、たとえば、
アルゲリッチに象徴される
ひっかき奏法だったりする
わけなのだろう。
一方、2)については、
まだ完全な解決が見つかっていない。
親指や小指という端の指であれば、
手のひらを少し傾けることで、
バランス調整がある程度可能だが、
中の音が必要な場合には
どうしているのだろう?
手のひらを傾ける場合でも、
小指の側はなかなか難しくて、
特に、親指が白鍵で、小指が黒鍵
の場合がなかなかうまく小指が響かない。
こういう細かい技を
すべて習得して、しかも、
思うように繰り出せるのが
プロのピアニストなわけで、
途方もないことではある・・・
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