宇宿允人（うすきまさと）

今年74歳になるカリスマ指揮者、
宇宿允人さんが指揮する、
ブラームスの交響曲第１番のCDを聴いた。

常設のオーケストラではない
独自の活動形態を維持しているようで、
それでも演奏者やお客さんを集めているだけはあって、
かなり熱い、まっとうな演奏だった。
弦楽器の音が丁寧で綺麗だ。

この曲の、自分のスタンダードの演奏は、
チェリビダッケが指揮している
ミュンヘンフィルの演奏なので、
それと比べると、曲の節目をつけすぎなところや、
弦楽器に比べて管楽器の弱さとか、
いろいろ気にはなったが、それでも、
なかなか聴かせるところも多くて、
日本のオーケストラもずいぶん上手になったなぁ、と思う。

生でも聴いてみたい。