日々の寝言~Daily Nonsense~

奇跡のような50年間

NYダウ 日経指数 ダウ欧州指数
2007年初 12500 17000 370
2008年初 13000 15000 350
(数字は概数)

サブプライムローンの被害を直接は
受けていないにもかかわらず
日本株が一番下落しているようだ。

日本売りが止まらない状況。

投資家としてみれば、
システム全体が固着化してしまっていて、
長期的にあまり良い展望が無いので、
他にもっと成長が期待できるところがあれば、
そっちにお金を回すのは当然だろう。

どうなれば状況が反転するのか、
想像もつかない・・・
観光サービス産業でがんばる?

日本国債を買っているのは、
国内の銀行と個人だけで、海外の投資家には
ほとんど買われていない
(2004年6月の資料で、残高の 3.3%)ので、
国内経済がさらに収縮して国債が売れなくなると、
一気に大変なことになりそうだ。

思えば、戦後50年は、
社会主義・共産主義の国、特に、
ロシアと中国が、自ら足かせをしてくれたために、
近隣に競争相手の無い中、
アメリカの戦略的な庇護の下で、
インフラ構築による経済復興だけを考えていられたわけで、
後から振り返れば、奇跡のようにハッピーな時代
だったのかもしれない。

一度、30年くらい前の生活水準にまで戻って、
出直すしかないのだろうが、
戦争のときと違うのは、
全員が揃って貧しくなり、そこから
全員が揃って豊かになってゆく、
ということはほとんどありえない、ということだ。

それが、世界の普通の状態なのだから。
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