女子ソフトボール監督の宇津木さんだった。
いきなり、ノック。
「諦めるなー」厳しい声が飛ぶ。
誰の遺伝子にも、程度の差はあれ、
頑張ることは符号化されているようだ。
それをうまく引き出せるか、
あるいは奥のほうに押し込めてしまうか、なのだろう。
宇津木さんは、少し上の目標を設定させ、
達成することの喜びを感じさせる。
こういう地道な積み重ねだけが自信になるし、
それをしなくては、自分の力もわからない。
さすがだ。
子供の能力は未知数だから、
諦めるということはまだまだ先でよい。
ソフトボールをしているのだから、
諦めずにボールに向かってゆくのは当然だ。
しかし、一般論としては、
頑張ればなんとかなる、というわけではない。
勝つまで諦めなかった者だけが勝つ、
のは真実だが、しかし、一握りの勝者の背後には、
たくさんの敗者がいる、というのが現実だろう。
あと一歩、もう少し頑張るべきなのか、
それとも諦めて撤退するべきなのか。
このあたりについて、きちんした話を聴いてみたいのだが、
ほんとうにケースバイケースとなってしまうのかもしれない。
たとえば、職業選択については、
30歳までは諦めずに挑戦して、そこで考える、
というのが一つの戦略?
プロ棋士の場合は
25歳がひとつの目安になっている。
しかし、たとえば、先日NHKに出ていた
石田衣良さんの作家デビューは30過ぎだし、
プロ棋士についても、最近、
瀬川さんという例外が生まれた。
世界が流動化しているので、
年齢はあまり目安にならなくなっている
かもしれない。
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