日々の寝言~Daily Nonsense~

福永武彦「風のかたみ」

これから福永さんの小説を読もうという人に、
いつもお薦めしている作品。

とてもよくできた王朝ロマン。

誰にも読みやすく、深く、そして激しく切ない。

お薦めして怒られたことは無い。

しかし、これも文庫が絶版?
新潮文庫はいったい何をしているのだ???

でも amazon で中古が
それほど高くなく買える

20代の頃に最初に読んでから、
5回くらいは読み返していると思う。

あぁ、また読みたくなってきた。

コメント一覧

ぐれい
風のかたみ
ちゃるさん、コメントありがとうございました。
公開が遅れてすみません。
「風のかたみ」は福永さんの作品の中でも大好きなもののひとつです。相手のことを考えてしまうがゆえに、自らの思いに忠実になれない主人公たち。何度読み返しても切なさで胸がいっぱいになります。
ちゃる
福永武彦「風のかたみ」
http://ameblo.jp/yamaguchikaikei
福永武彦さんが好きでだいぶ読んでいます。
「風のかたみは」それぞれの人が別の人のことが好きで、すこしの妥協をしてしまえばみんな幸せになれるのに、みな頑なに自分のこだわりを捨て去ることができないという、愛するという事が計算ずくのものでなく、誰かが誰かを好きになるという事はその人の運命のようなものだという思想で描かれている気がします。
現実には、色々な理由から様々な妥協と、諦め、そして計算によって愛のようなものが選ばれて結婚生活などが営まれているような気がします。
「風のかたみ」を薦めている人は少ないのでこの記事を見つけて嬉しく思いました。
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