日々の寝言~Daily Nonsense~

マッチョとウィンプ

ブログ上で繰り返し論じられている、
マッチョとウィンプ。

もう少し細かく分類してみた:

1.真性マッチョ
 競争を好み、向上を好み、強い。

2.擬性マッチョ
 競争を好むが、向上できず、弱い

3.擬性ウィンプ
 競争を好まないが、こつこつ向上し、
 ある程度は強い

4.真性ウィンプ
 競争を好まず、向上も好まず、弱い

真性マッチョが全体の10%くらい。
擬性ウィンプもそのくらいではないか。

真性マッチョの場合:
(そんな人はこれを読むはずもないが)
時代はあなたを求めている。
人類の行方はあなたにかかっている。
思う存分競争し、向上し、イノベーションして、
世の中を良い方向に変化させて欲しい。

擬性ウィンプの場合:
こつこつと技を磨いて、
真性マッチョのために働けばよい。
ボスとしてちゃんと
<真性の>マッチョを選ぶことが重要。

この2グループについてはあまり問題はない。
成功しているロールモデルは多いし、
マニュアルも溢れている。

一方、残りの2グループについては、?
どう生きるべきかの情報が少ないと思う。

まず、真性ウィンプの場合:
自分の弱さを自覚しているので
ウィンプ同士で仲良く暮らすことができる。
しのぎとしては、真性マッチョたちに
癒しを提供することもありえる。
どちらかといえば問題は少ない。

一番問題なのは、擬性マッチョだと思う。

自分の弱さを認められないので、
延々と同じ失敗を繰り返す可能性がある。
プライドが高いので、弱いもの同士で
つるむことも難しい。

弱いことを認めたくなくて引きこもる。

あるいは、自分の強さを確認したくて、
自分より弱い者や無防備な人を
無差別に襲う。

万一成功してしまうと、
ヒットラーのようなことになりかねない。

真性マッチョたちの言説は、
羨望の対象であり、
煽りにしかならない。

早いうちに自分の力を自覚して、
その能力に応じて、擬性ウィンプか、
真性ウィンプの生き方を目指すほうが幸せだと思うが、
親の庇護の下で一人で生きていると、
そういう機会が得られにくい。

特に、為政者の選択には、
擬性マッチョではなく、
真性のマッチョを選びたいものだ。
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