お勧めされて読んでみた。 小説を読むのは久しぶり。 京極さんの作品の榎戸を少し連想させるような ちょっと風変わりな家裁の調停員を主人公として、 重いテーマをほのめかしつつも、 あくまでも軽やかに、物語が進む。 連作短編のつくりも面白く、 最後にきちんと物語が閉じる。 脇役も充実していて、 目が見えない人の感覚を がんばって描いている。 読みやすく、楽しめたが、 何か、物足りない気分もある・・・ 他の作品も読んでみたい。