朝永先生の「量子力学」をぱらぱらと眺めている。
プランクによるプランク定数の発見、
アインシュタインによる光電効果の発見と光の粒子像の確立、
電子の粒子像に基づくハイゼンベルグのマトリックス力学、
電子の波動像に基づくド・ブロイの波動力学、
そして、オペレータ理論によってそれらを統合する
シュレーディンガーの方程式・・・
20世紀初頭に起きた、
物理学の歴史における最大の革命の一つが、
美しい日本語によって平易に語られる。
今読んでも、ワクワクする。
本当に、いい時代だった・・・
世界の謎はやがて解明され、
人類は新しい段階に入る、
そんなことがまじめに期待されていたのだ。
しかし・・・
ところで、無限次元のベクトルを扱う代わりに、
波動関数を使う、というのは、
統計理論のほうで有名になっている
カーネル・トリックと同じ種類の技巧???
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