バングラディシュの首都ダッカだった。
人件費の安さから、製縫産業のニーズが
中国からバングラディシュへと流れていて、
それに牽引されて国全体が豊かになりつつあるらしい。
そこで資金を回しているのが、
ブラック銀行という巨大NPO。
すごく良心的なベンチャー金融らしい。
印象的だったのは、
商品が仕入れられずにさびれていた店が、
商品を仕入れるための融資を受けただけで
回復したケース。
ほんのわずかな融資を受けただけで、
商品が仕入れられない→商品が無い→客が来ない→
売り上げが無い→商品が仕入れられない→・・・
という悪循環から、
商品がある→客が来る→売り上げがある→
商品が仕入れられる→・・・
という好循環へと、劇的に変わるのだ。
他人のお金を欲しがるのではなく、
自分で稼いで自分で生活する。
誰も助けてはくれない。
自分ではいあがってゆくしかない。
まだまだ貧しいのではあるが、それでも、
豊かさを手にしはじめた人々の顔は
希望に満ちて、とても明るく見えた。
まあ、希望に満ちた部分だけを
切り貼りしているのだが・・・
実際、この先どんどん農村から人が流入し、
競争が激しくなってゆくのだろう。
大変なのは、これからだ。
それにしても、世界はどんどん変わっているようだ。
日本はなんだか取り残されてしまっているなぁ、と思う。
変わったら変わったで大変だが、
変わらなければそれはそれで心配。
人の心配の種は尽きまじ、か・・・
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