日々の寝言~Daily Nonsense~

作曲入門(1)

なぜか、突然、作曲入門のメモを書いてみようと思い立った。

ネットに落ちているものを拾って、
メモ代わりに、自分なりにまとめてみようと思う。

昔々、DTMを少しはやったが、基本的には素人なので、
間違いも多いと思うので注意。

第一回目は、曲つくりのスタイルから。
元ネタはこちらのページ

音楽の三要素は、
メロディ(旋律)
ハーモニー(和声)
リズム(拍子)である、と言われている。

普通の曲の場合、
メロディは主旋律、つまり歌の部分で、
ハーモニーは伴奏(とメロディの絡み)、
リズムはドラムセクション、ということになる。
もちろん、こんなふうにはっきりと
分担が分かれていない場合も多い。

曲を作るということは、最終的にはこれらをすべて作ることになるわけだが、
どの順番に作るかは、人によって、あるいは条件によっていろいろありえる。

要素が3つあるのに対応して、
1)メロディから作る
2)和音進行から作る
3)リズムから作る
の3とおりに大きく分かれる。

モーツァルトのように、全部いっぺんに頭の中に浮かぶ、
と言う人もいるのだろうが・・・

作曲本などでよく推奨されているのは、2)の方法だと思う。
なぜなら、後で述べるように、和音の進行には、
気持ちよく、あるいは、かっこよく聞こえるパターンがいろいろあって、
ライブラリがかなり整備されているからだ。
まずは、その中の好みのものを選んで作りはじめられるので、
比較的簡単、ということになる。

それに、最初に曲全体の骨格をイメージできるので、
破綻が少ない、ということもあるだろう。
初心者のうちは、自分が好きな曲の和音進行をパクッて、
それに違うメロディを載せる、ということもできる。

3)のリズムから作る、というのも同じようなことで、
最近のリズムマシン(って死語か?)には、
かっこいいドラムパターンがたくさん入っているから、
いろいろなリズムを打たせてみて、
気にいったものを聴きながらメロディを載せてゆくと、
作りやすいように思う。

2)と3)をあわせたものとして、伴奏パターンをまず選んで、
それにあわせてメロディを作ってゆく、というのもあるだろう。
自分でやったことはないが、ギターをつま弾きながら曲を作る、
というのはこんな感じかもしれない。
作曲ソフトでこれができるものは多いようだ。

これらに共通しているのは「ライブラリを利用する」
ということだ。

これに対して、メロディは、パクるとすぐにばれるので、
共用のライブラリをあからさまに利用、というわけにはゆかない。
自分なりの閃きが必要ということになる。

だから、プロの作曲家には、思いついたメロディの断片は、
良い悪いに関係なく、みんな記録している人もいるらしい。

そのときにはあまり感心しなくても、
どこかでは使えることが多いという。

いつなんどき思いつくかわからないので、
常にICレコーダーを持ち歩いている、
と言う話をどこかで読んだ記憶がある。
最近は携帯でも録音できるけど。

コンスタントに、注文に応じて締切までに作曲できるのは、
そうやって、素材を貯めて、自分用のデータベースを
作っているからなのだろう。

クラシックの曲でも、この部分には、
当時の俗謡を使っている、とか、
XXさんのテーマによる変奏曲、とか、
そういうのがある。

どの方法を取るかは、好みや状況によって
選べばよいと思うが、いずれにせよ、
重要なのは「ライブラリ、デザインパターンの活用」
ということだ。

もうひとつ、どの方法を取るにせよ、
和声→メロディ→リズム、のように一回で
終わることは少なくて、
行ったりきたりしながら少しづつ決まってゆく、
と言う感じになることも多いと思う。

だから、どれから作るか、というのは、
最初のとっかかりをどれにするか、
というくらいの意味しか持たないのかもしれない。
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