年末雑感２

新年あけましておめでとうございます。

と言いつつ、年明けのエントリーは、
書きそびれた年末雑感から。

紅白歌合戦は、そばを食べてお酒を飲みながら
チラチラとだけ見ていたが、印象的だったのは、
大竹しのぶの「愛の讃歌」。

さすがに舞台をやっているだけに、
エディット・ピアフになりきった声のつくり込みや顔の表情
（ライティングが問題があって、バットマンのジョーカーや、
　両津さんという意見も・・・）
は、往年の天才女優ぶりを少し髣髴とさせた。

今や、バラエティの人だと認識している人も
多いのだろうなぁ・・・

RADWIMPS の「前前前世」は、せっかくの
シンクロ編集映像が十分に楽しめず、ちょっと残念な感じ。

その他では、技術屋なので、Perfume のバックの光の演出や、
新宿都庁前での TOKIO のバックのプロジェクションマッピング、
などが印象に残った。

肝心の歌のほうは、懐メロが多くて、
日本が高齢化しているというのはこういうことなのだ、
という感じ。

ゴジラを巻き込んだコントや、
タモリ＋マツコデラックスの紅白裏側紹介？も
完全に不発な感じで、最終審査結果の「なんだこれ」感もあいまって、
番組としてはますます壊れてしまっている感じ。

ピコ太郎にあそこまで頼っているという時点で、
終わっているのは明らかだ。

予算があるので、思いついたことをあれこれと試すのは
良いと思うのだが、やはり思いつきレベルでは厳しい。

恒例のまま、どんどんじり貧になってゆく
日本社会を象徴しているような状態だ。

　＊　＊　＊

以前から書いてもいることだが、いっそ、世界歌合戦にして、
世界中を中継で結んで、もっと歌をじっくりと聴かせる
番組にするというのはどうだろう？

YouTube でも同時に流す。

個人的には、年末に Bjork や Sissel の歌が、
坂本冬美や石川さゆりと一緒に聴けたら、
結構嬉しいような気がする。

実際にやることを考えると、
とんでもなく大変で、成功するかどうかも不確実だから、
まず無理そうだが・・・