超人類へ! バイオとサイボーグ技術がひらく衝撃の近未来社会ラメズ・ナム河出書房新社このアイテムの詳細を見る |
<出版社/著者からの内容紹介>
[脳・IT・遺伝子]技術の融合から、超人類が生まれつつある。
脳から脳へテレパシーのように思いを伝える(米国防総省が実験を推進)など、
驚異の生体情報社会の到来を、世界中で活用されているウェブソフトInternet
Explorerの開発者が告げる!
遺伝子工学・脳科学・神経工学は、この数年にもめざましい進展をとげている。
本書はこうした最先端分野における数多くの成果を紹介しつつ、私たちの心身が
テクノロジーによってどのように拡張されていくかをあざやかに描き出す。
たとえば・・・
◎脳から脳へテレパシーのように思い(イメージ・音声・触感など)を伝える
→米国防総省DARPAが巨額の費用を投じ、実験を推進。インターネットがDARPA
の前身ARPAから生まれたように、この画期的な「脳--脳コミュニケーショ
ン(脳コンピュータ直結インターフェース)」技術も、やがて民間に広まってい
くだろう(=ワールド・ワイド・マインドの実現)。*なお、DARPAの実験の一
部はNHKスペシャル「立花隆が探るサイボーグの衝撃」でも紹介。
◎記憶力を飛躍的にUPさせる
→記憶力を5倍にする動物実験が成功。記憶力に関わる脳内CREBを増やす薬も
開発中。アルツハイマーなどの治療にも有効。
◎寿命を延ばすだけではなく、いつまでも若々しくいられる
→遺伝子操作により、寿命を200歳まで延ばす可能性のある実験が成功。ま
た、老年でも若々しくいられる薬(カロリー制限模倣薬)が開発中。老化にとも
なう数々の疾病予防にも有効。
◎肌の色をファッションのように一時的に変える
→遺伝子の活性を制御できる「スイッチ」によって、動物の体毛を変える実
験に成功。皮膚ガンの予防にも有効。
◎脳内シアター
→目の見えない人の視力を回復する人工視覚装具(デジタルズーム機能付き)
がすでに実用化。この装置は肉眼では見えない赤外線・X線などをとらえた
り、脳内にダイレクトに映像を投射する脳内シアターに応用可能。
・・このほかにも、「性格・感情をつくり変える」「運動もせずに筋肉を増強す
る」「脳の記憶を外部に保管する」などなど、驚くべき先進事例・研究が次々と
あげられる。
とはいえ、本書はたんにテクノロジーを手放しに礼賛するものではない。その利
益とリスクとを冷静に分析しながら、きわめてクールに未来を予測する。
そうして、このような心身の増強技術は、私たちが迎えている高齢社会の処方箋
としてもきわめて有効であることを示している。
一方、とくに生殖にかかわるテクノロジーを規制しようとする思潮も根強い。
著者は国家がテクノロジーを規制・管理すべきではなく、広く個人・市民が選択
できるように開放されるべきとするリベラルな立場から、ひじょうに説得力のあ
る議論を展開している。
著者とまったく反対の立場にあるビル・マッキベン(生殖テクノロジー規制派
の代表的論客、『人間の終焉』の著者)ですら、本書につぎのような讃辞を寄せ
ているほどである。
ーーラメズ・ナムは、私たちがさらに進化の道を先へ進もうと決めたなら選択す
るだろう世界の、信頼するに足る知見に満ちた展望を示している。本書で語られ
ることに対して、私はまったく賛成できないが、とはいえ、かなり説得力のある
本に違いない。ーー
私たち人間の根深い性(さが)ともいえる技術の探求は、ついに当の「人間」自
身をつくり変える領域にまで達してしまった。本書が問いかけるのは、私たちの
心身・能力・自我・コミュニケーション・家族・権力などが、「人間を超えて」
進展し変容していく未来社会への構想力にほかならない。
なお、テクノロジーを規制するのではなく、その進展を受け入れ、人間の能力を
拡張していこうとする思潮は、「トランスヒューマニズム」と呼ばれる。注目さ
れるのは英国の名門オックスフォード大学が近年(2005)、トランスヒューマニ
ズムのリーダー的存在、ニック・ボストロムを所長とする研究機関「Future of
Humanity Institute」を創設したことだ。こうした動向をうかがう上でも、本書
は必須の文献といえる。
●ラメズ・ナム
科学技術者。エジプト系アメリカ人で、世界中で活用されているマイクロソフト
のInternet Explorer とOutlookの開発者のひとり。バイオやナノテクノロジー
などの先端技術についても造詣が深く、みずからナノテク企業を起こし、CEO
を務めている。現在はマイクロソフトが力を入れているインターネット検索テク
ノロジーのプログラム・マネージャーとして活躍中。
<カスタマーレビュー抜粋>
非常に衝撃的なこの本の中でも最も衝撃的な情報は、脳血流にナノワイヤを乗せて
脳内の毛細血管を通じて全てのニューロンにナノワイヤを到達させ、脳活動を
完璧にモニタすると言うくだりだろう。
ニューロンの活動をモデル化するソフトウェアは既に存在するし、
脳内の全てのニューロンをモデル化したソフトウェアが完成したとして、
それを完全に生きた脳と同等の速度で走らせるだけの演算速度を持つ
スーパーコンピュータも既に存在する。
それが意味するところはとてつもない。
つまり人間をコンピュータにアップロードすることが可能なのである!
素人の目からすると毛細血管の恐ろしく複雑怪奇なネットワークの
中でナノワイヤが絡まってしまわないのか心配になるが、
おそらくナノワイヤの先端になんらかのセンサ及び有線通信システムと
(非常に帯域の狭いもので十分)ナノサイズの舵のようなものと
それを動かすためのごく単純な判断を行うナノコンピュータを
装着することによって解決可能だろう。
ナノワイヤの先端が脳内のどこに位置しているかは完全にモニタできるし、
絡まりそうになったり単一に血管に重複して進入しそうになったら
別のルートを選ぶように外部のコンピュータから有線LANを通じて命令すると
いうこともできるはずだ。
もちろんこれは僕の素人考えでありもっとはるかにエレガントな手段が
あるに違いない。
もし本当に脳内の全てのニューロンの活動を、
モデル化に必要なある時間の範囲で、百パーセントの
解像度で記録し脳の完全な鏡像となるソフトウェアを開発できたとしたら‥‥。
人間が永遠の存在となるのも時間の問題ということになる。
ナノワイヤによる脳の時間解析記録はクライオテクノロジー
よりはるかに気が利いているし、完璧だ。
これはレイ・カーツワイル氏が提唱するナノマシンによる脳モニタよりも
完全にハードルが低い。早ければ15年以内に人間の
精神の完全な記録が可能になる。死はなくなる。
マインド・ウォーズ 操作される脳ジョナサン・D・モレノアスキー・メディアワークスこのアイテムの詳細を見る |
<内容紹介>
近未来 脳科学で、恐怖や眠気を感じない人間、自分で急激に傷を治せる人間が生まれ、他
人をロボットのように操作できる!?
本書では、思考を読み取る技術、薬物や電子的な手段による兵士の能力増強、脳から直接マ
シンに命令を送るシステム、脳に致命的なダメージを与える薬物を搭載したウイルス、敵を
殺さずに無力化する化学物質など、米国防総省国防高等研究計画局(DARPA/ダーパ)が研究す
る先端脳科学についてわかりやすく解説する。
先端脳科学を使えば、(1)相手の思考を読み取る、(2)思考だけで物を動かす、(3)記憶をす
べて完全に残す、(4)恐怖や怒りや眠気を感じなくする、(5)外気に合わせて体温を変動させ
て冬眠する、(6)炭水化物型代謝を脂肪分解型代謝に切り替えてダイエットする、(7)傷を急
激に治す自己治癒力を高める、(8)他人をロボットのように自在に操作する――といったこ
とが近未来に実現する!? 驚くべき、最先端・脳科学の真実!! これは、SFではない!!
“米軍が、正常な生物学的パターンに手を加えて戦闘用に改変しようと考えるのは、今には
じまったことではない。DARPAは最近、兵士の能力増強に関心をもっている。睡眠だけでな
く食物なしでも活動可能な兵士を目指し、さらに自分で傷を治す兵士までも構想しているの
だ。「代謝優勢(メタボリック・ドミナンス)」というプロジェクトがあって、「栄養補助食
品」の開発を目指している。栄養価が高く、兵士の耐久性を大幅に向上させるピルをつくろ
うとしているのだ。”(本文より)
ブレイン・デコーディング―脳情報を読むオーム社このアイテムの詳細を見る |
<内容紹介>
★脳情報から心を読み解く
「脳情報を読む」研究は,非侵襲的な脳活動の計測技術をベースに,人の主観的な意識や意
図,さらに無意識下の情報までを脳から読み出すことを可能にしつつある。これらはさらに
ニューロゲノミクス,ニューロエコノミクス,ニューロマーケティング研究へも展開してい
る。本書では,ヒトの精神活動と社会活動を視野に入れながら,これら「脳を読む」研究の
可能性を探る。
<内容紹介>
〇本書は最先端テクノロジーを応用したマインド・コントロールの全容を独自の調査により
解明した画期的な一冊。これまで知られることのなかった〈催眠〉〈脳への電気的刺激・イ
ンプラント〉〈電脳波による誘導〉といった手法によるマインド・コントロールについて解
明する。
〇「催眠による操作」「脳への埋め込み装置(インプラント)」「電磁波照射」といった最先
端のマインド・コントロールの全容を解明。恐怖の人体実験プロジェクトの内幕。独自の調
査により書き下ろした世界でも初めての報告。
「日経サイエンス誌2009年2月号」
<内容紹介【 脳が世界と直結される時代 】>
電車に乗ってあたりを見ると、ほとんどの人が携帯電話の画面を見つめていることがある。
携帯の画面と人間の目が直結しているかのようだ。指も携帯の上をせわしなく動いている。
多くの日本人は携帯を介してネット世界とほぼ常時接続されるようになった。その“接続”
は現在、目と耳、指先を介している。しかし、目や耳からの信号は脳に行き着き、指の動き
は脳から発する。ならば目や指を介さず、脳とネット世界を直接結んだ方が効率がよいので
はないか?
実際、必要に迫られて外界と脳神経を直結している人がいる。人工内耳は音を電気信号に変
えて聴覚神経を刺激する。人工網膜の臨床研究も始まっている。車いすに乗っている人が、
自身の脳波を“制御信号”として使い、画面に映し出されたバーチャル世界の道路を障害物
を避けながら進むといった実験も行われている。動物実験では、サルが神経信号を使ってロ
ボットの腕を巧みに操り、食べ物をつかんで口に運ぶようなことも実現している。
脳を仮想世界や現実世界と直結して情報をやり取りすることをブレイン・マシン・インター
フェースという。脳から情報を送り出す出力型、脳に情報を注入する入力型があり、出力型
の研究が先行している。将来は光ファイバー並みの太い情報パイプで、データが脳とネット
などの間を行き交うかもしれない。そのとき、私たちの前にはどんな世界が広がっているの
だろう?
現在は外国語を習得するため、何百時間も教科書を読んだりビデオを見たりするが、単語や
文法、発音などの情報を直接、脳にダウンロードできれば、そんな苦労はしなくてすむよう
になるかもしれない。さらには脳と脳の間で直接交信が実現する可能性もある。ブレイン・
マシン・インターフェースの研究最前線を紹介する。
<新記事>
軍事系ブレインマシンインターフェース及び電磁波兵器に関する新書籍