”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

iPS特許 創造・保護・活用

2012-01-11 10:13:41 | 事業戦略と知的財産マネジメント
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

iPS細胞の特許をフランス企業にライセンスすることになりました。

詳細こちらです

iPS細胞を創出し、それを特許化によって保護し、ライセンスによって活用する。

だけで、終わってはサイクルになりません。

技術起点型知的創造サイクルとするためには、「循環」すなわち活用から次の創出へつなぐこと、さらに、そのサイクルがぐるぐる回ること、が大切です。

この知的創造サイクルは、2003年に政府が策定した「知的財産の創造、保護及び活用に関する推進計画」に盛り込まれています。

しかし、知的創造サイクルは、2003年に初めて登場したモデルでは決してありません。

そもそも、特許法第1条には、「発明の保護・利用を図ることにより発明を奨励...」と書かれています。

推進計画がこの「知的創造サイクル」を改めて謳う意義は、「頭で考えるだけでなく、実行しましょう。実行するための手立てを考えて実践しましょう。」という点にある。

私は、そう考えます。

iPS特許の知的創造サイクルの回転スピードが上がり、回転回数がどんどん増えることに期待します。

さらなる期待は、知的創造サイクルが日本のあちこちでどんどん増えることです。

今日もお読みいただき有難うございました。


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