”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

「社長! その特許出願ちょっと待った!」。「見せない 出さない 話さない」と「身の丈に合った知財戦略」で企業を元気に!

「コカ・コーラ」レシピ 保管庫の一般公開

2011-12-13 06:49:51 | 知的財産経営(知財経営)ニュース
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

知的財産マネジメントの講義や講演でよく引き合いに出す話として「コカ・コーラ」の話があります。

発明が生まれると特許出願。

これは、これで大事ですよ。

だけど、特許出願の書類には発明に関する技術的な事項を書きいれてある。

特許出願が公開されると、書かれている技術的事項に誰でもアクセスできるようになる。

アクセスされると、場合によっては、書かれている技術的事項がヒントになって、競合者に競合品を作られてしまうかもしれない。

では、どうするか?

そう、出願をしないで秘密にしておく手もありますね。

この世界に慣れた人は「発明の秘匿」などという言い方をすることがあります。

その「秘匿」を説明するのに便利なのが、コカ・コーラのレシピ。

コカ・コーラの作り方やレシピは特許出願されていないそうです。

皆さん、どうしてだと思いますか。

特許と取ったとして、その特許が切れると誰もがコカ・コーラと同じものを作って売れるようになってしまうので、むしろ秘密にしておいたほうがよい、と考えられたからでしょうね。

と、言う具合。

正直なところ門外不出のレシピがどのようのものか、どのように保管されているのか、などについて全く知りませんでした。

今までは米国アトランタ市にある銀行の金庫の中だったそうでです。

それがこの度、アトランタにある「ワールド・オブ・コカコーラ」博物館で展示されるそうです。

詳細こちらです

さて、創立125周年とはいえ、なぜ、今この時期に、このような展示を始めるのでしょうか?

宣伝効果を狙っているのは当然として、その効果がどれだけのものなのでしょうか?

私は、金庫裏ぶたのデザインが気に入りました。

今日もお読みいただき有難うございました。

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