”知財コミュニケーション研究所 知財コミュニケーター”® 知財活用コンサルタント・セミナー講師:新井信昭のブログ 

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面白いはずがない「面白い恋人」の売上増

2011-12-11 06:37:33 | 知的財産経営(知財経営)ニュース
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

北海道の「白い恋人」が商標権侵害を理由に大阪の「面白い恋人」に肘鉄をくらわした事件。

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報道によれば、事件のお陰で売り上げが30倍に延びたとか。

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皮肉なもので、話題になったから、吉本興業の「面白い恋人」が余計に売れるようになった。

だからといって、その分だけ石屋製菓が「白い恋人」を売りそこなったかどうか、売りそこなったから損したかどうか、までは分かりません。

しかし、石屋製菓にしてみれば、面白い話であるとは思えませんね。

商標権侵害による製造販売の停止を求められた後、それを止めなかったら、どうなるか?

事件から離れて考えてみます。

「侵害」の結論が出た事件について、それまでの侵害行為が「恋」ではなく・・「故意」だったなら、

損害額に影響が出たり(商標法38条4項)、懲役や罰金刑の対象となることもあります(78条)。

今日もお読みいただき有難うございました。

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