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株主代表訴訟の保険費用の会社負担 是か非か

2015-07-04 06:25:59 | 知財経営コンサルティング
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。

株主代表訴訟ってなんだろう。

人間だったら、自分の人生を決めるのは自分だ。

自分で決めたことの責任は自分でかぶるしかない。

株式会社だったら、会社の将来は取締役会が決める。

取締役会がめちゃくちゃやって会社がつぶれた、こんな場合は株主が取締役・監査役等の役員等を訴えることができる。

これが株主代表訴訟ですね。

さて、この訴訟に備えて役員等が保険にはいることがある。

その保険料を会社が出すことをOKにしよう。

それが次のニュース。

詳細はこちらです

記事によれば、「役員の訴訟リスクを減らし、日本企業が社外取締役を含め外部の優秀な人材を獲得しやすくする。」とある。

私はよい話しだと思いますよ。

めちゃくちゃやった役員の損害穴埋めのための保険料を会社が負担?おかしくねぇ?

わざとオウンゴールさせたような役員を助けてやる必要なんかない。この場合は、保険会社からお金は出ないでしょうね。

だけど、得点を取るためにリスクを冒してオーバーラップしたサイドバック。カウンターをくらって敵にゴールを許しちゃった。こんなときのサイドバックに責任をかぶせちゃうのはかわいそう。

どこかのナショナルチームのように、「勝ち」に行かず「負けない」ことだけを考えるチームになっちゃう。

これでは「イノベーション」を狙えない。

だから、保険料の会社持ちは是、と私は思いますよ。

今日もお読みいただき有難うございました。

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