現在、インド東部の西ベンガル州の議会選挙が行われている。
9年間勝ち続けたママタバネルジー州首相の正念場。
インドで最も影響力のある女性がどこまでその政治力を伸ばせるのか注目される。
西ベンガル州では、2011年から、1977年来の左翼党を破って一躍躍り出たのがAITC(トリナムルコングレス党、ママタバネルジー州首相。
西ベンガル州のママタバネルジー州首相は、タイム誌から世界で最も影響力のある100人の1人に選ばれている。
新聞によると、
「ママタ州首相が女性有権者に慕われているという事実は、BJP(ナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党)がそのマニフェストで女性に多くの利益を約束したときに明らかになった。
すべての女性への公共交通機関への無料アクセス、卒業後のレベルまでの女の子のための無料の教育、そして女性のための政府の仕事の33パーセントの予約を約束するというマニュフェストを掲げたたことでも明らかでしょう。
さらに、
「世論調査が二極化した環境で行われたナンディグラムでは、家族の男性メンバーがBJPのスベンドゥアディカリに投票したにもかかわらず、何十人もの女性がママタに投票した」という。
9年前の年間500ルピーの助成金を受けた女性の多くが現在有権者になっており、
農村地域の多くの少女たちが早婚の圧力に逆らって、助成金と無料の自転車のおかげで勉強を続けられたこと、家族の最年長の女性メンバーの名前で受け取られた、健康保険制度は、家族あたり最大5万ルピーの無料治療を提供した事はAITC(トリナムルコングレス党、ママタバネルジー州首相の「成功要因」でしょう。
西ベンガル州を8か所に分けた投票も、すでに5か所の投票が終了した。投票は、ボタンを押す形で進められ、それぞれの党のイメージが絵で表される仕組みで誰でも問題なく投票できる。アメリカで問題になった郵便による投票はない。
然しながら、選挙人が投票するのを妨害したり、選挙戦でコロナに罹って死亡する候補者がいる中、コロナも恐れず選挙運動に集まる人。(これが、コロナの感染を飛躍的に増やしたかもしれない。)
コロナを恐れて棄権する人、それでも女性の権利を守ろうとする人、必死で女性の強い政権から権力を取り戻そうとする人、老若男女、政治の行方に目が離せない熱い5月がやってきそうです。